卒業生の体験談

 卒業生の体験談

機械工学科
電気電子工学科
電子制御工学科
情報工学科
環境都市工学科

 

 

 

 理系は男性ばかりで大変?

 就職して何ができるの?

 女子の部活動はあるの?

 

 卒業し、社会で活躍している先輩たちに、理系女子の魅力、職場での様子、木更津高専で学ぶことのメリットなどを聞きました。

 

機械工学科

kd_okamoto 岡本 真理子さん

 キャリアパス

  2006年卒業 → シチズン時計(株)

 現在の仕事や普段の生活について

 今も男性の方が圧倒的に多い職場ですが、学生時代からの慣れで、男性と議論したり相談したり作業したりということに抵抗無くできることが強みだと思います。
 また、高専の1 年生から見ると5 年生は4 歳も年上で大人に感じますが、こうした人と付き合っていくことを早い段階から経験することで、社会人としての準備が自然と始められるのも高専の良いところだと思います。例えば、部活では「○○先輩」ではなく「○○さん」と呼ぶことを強制されていました。その時は先輩を「さん」付けなんてとんでもなく、なかなか慣れなかったのですが、会社では上司でも「さん」付けで呼ぶため、入社してからも難なく馴染めました。
 体力的なところで、同じことをしていても体力は男性よりもなくて疲れやすいので、無理しすぎず休養をとることは意識してます。

 女子中学生に向けてのメッセージ

 高専生活のメリットは、特別なカリキュラムや設備を使って面白い勉強ができることですが、それ以外にも、良い仲間にめぐり合えることもあります。気が合って一緒にいて楽しいというだけではなく、専門な勉強を一緒に体験しこなしてきた仲間とは、強い絆みたいなものを感じます。先生方の異動がないので卒業後もお付き合いができるので、文化祭に行って温かく迎えていただくと「帰ってきたな~」という特別な思いがこみ上げます。
 もし、人生を何か面白いことにしてみたいという気持ちがあったら、是非、高専をお勧めします。きっと、他の学校の友達に語れるくらいたくさんの思い出と、素敵な仲間ができ、将来も楽しみになりますよ。

kd_yado 宿谷 野々子さん

 キャリアパス

   2008 年卒業 → 山形大学編入学 → 山形大学大学院 → ㈱小森コーポレーション

 現在の仕事や普段の生活について

 小森コーポレーションという印刷機械を作る会社で、印刷機の設計・開発を行っています。印刷機といってもコンビニなどのコピー機ではなく、高さ、横幅、長さが2m を超えるような大型のもので、新聞や牛乳パック、紙幣など様々なものを高速で印刷する機械です。一つひとつの部品の積み上げで印刷の精度(きれい、不良品が少ないなど)が決まるため、大きな装置から小さな部品まで見ながら設計を行っています。見る箇所が多い分大変ではありますが、お客様が必要とする印刷精度を大きく左右する仕事でもあるため、非常にやりがいのある仕事です。仕事が忙しい時期は残業する日もありますが、一人で抱え込むのではなく、先輩や上司と相談して仕事の配分を決めながら進めていきます。
 女性の数はあまり多くありませんが、産休・育休などの復職支援、仕事とプライベートのバランスやどんな仕事がしたいか(キャリアパス)について相談する面談など、女性を応援する機会が設けられています。

 女子中学生に向けてのメッセージ

 将来何がしたいのか? そう聞かれても、私はぼんやりとしたイメージしか持てませんでした。でも、自分の手で何かが作り出せるということ、世の中にある様々なもの、例えば車や携帯電話がどうやって作られて、どんな仕組みで動いているのか。そういったものができたら、わかったら、なんだか楽しそうだな、と思って理系の道へ飛び込みました。5 年間も通うことや女子が少ないことは、普通高校と比べて違う部分も多いため不安も大きいと思いますが、こんなふんわりした動機でも、5 年間一緒に過ごした仲間や少ない女子をサポートしてくれる先輩や先生方に支えられ、充実した学生生活、また、今のキャリアパスを得ることができました。これからは女性エンジニアが必要とされる時代になってきていますので、興味がある方にはおすすめの学校です。

電気電子工学科

E_Takayama2 高山 由貴さん

 キャリアパス

  2006年卒業 → 本校専攻科 → 筑波大学大学院 → 東京大学生産技術研究所 

 現在の仕事や普段の生活について

 東大の研究所でナノテクノロジーの研究をしています。デバイスのプロセスから、TEM、SEM、AFMなどを使用し、原子レベル、ナノレベルの構造を見ています。もし今後、出産・育児などで仕事を一度離れても、理系なので復職は可能だと思います。
 学会や国際会議などの締め切りがあると、どうしても忙しくなってしまいます。帰宅が夜遅くなることもあります。平日の夜や休日にしか家事などをする時間がないので、家族の協力が必要不可欠です。

 女子中学生に向けてのメッセージ

 高専は普通高校と違って良いところもたくさんあるし、もちろん大変なこともあります。中学3年生の時点で将来は理系(工学系)の道に進みたいと気持ちが固まっているのであれば、充実した学生生活が送れるかと思います。男の子に負けないで頑張る気持ちがあるような負けん気の強い女の子であれば、特に苦労することありません!そして入学後は是非どこかの部活に入ることをお勧めします。より良い学生生活が過ごせるはずです。

E_SuzukiYuri2 鈴木 裕理さん

 キャリアパス

   2009年卒業 → NECネッツエスアイ・エンジニアリング㈱

 現在の仕事や普段の生活について

  私は現在、各種サーバやシステムの構築を行っております。前例のないシステムの構築をする機会や深夜作業もあったりするため、体力的にきつい時もありますが、お休みを取れるときにはしっかりと取得し、ONとOFFをきちんと分けるように心がけています。
 現在の職場での高専卒女性の強みとしては、細かいところのケアができることだと感じています。細部にわたってシステムを理解している点は高専生ならではで、その部分をお客様が利用しやすいようにケアしていくのが女性ならではの部分だと思っています。
 また、現在の職場に限らず在学中もですが、高専卒女性は積極性と根気が非常に長けていると思います。日々の大量の提出物やレポートをこなしてきた成果なのでしょうか。社会に出てこの2点は非常に重宝されるため、高専卒女性の強みと言えるでしょうね。

 女子中学生に向けてのメッセージ

 まだまだ高専への進学に悩んでいる人も多いと思います。でも少しでも興味があったら進学先の選択肢として考えてみるのもいいと思います。私自身、専門知識が全くなく飛び込んでいったところはありますが、先生方や先輩方、友人に支えてもらいながら、ほんとに充実した日々を過ごせましたし、いろいろな経験ができました。これからは女性が社会に出て活躍する時代になると思います。高専5年間で学ぶことはきっと役に立ちますし、5年間でできる友だちはかけがえの無いものになるとおもいます。

電子制御工学科

kd_odagiri 小田切 美都さん

 キャリアパス

  1997 年卒業 → ㈱日産テクノ → 日産自動車㈱ 

 現在の仕事や普段の生活について

 現在はEV の駆動モータ制御ソフト開発に携わり、シミュレータを使って制御ソフトの品質確認業務を行なっています。また、ベトナムに子会社があるので、現地のスタッフに技術指導をしています。高専卒の強みとしてチャレンジ精神旺盛なので、昨年は初の海外出張でベトナムに行き、現地の様子を肌で感じてきました。
 普段の生活で気を付けていることは、一人で何でも抱え込まないことです。家事は保育園の送迎含めて夫と分担しています。仕事では、残業できる時間が限られているので自分の状況をチームメイトと共有し、うまく仕事が回るようにしています。

 女子中学生に向けてのメッセージ

 高専は自由な校風なので、自分のやりたいことに対して、たくさんチャレンジできます。高専での様々な経験や出会いが私の宝物です。世界で活躍する女性も大勢います。エンジニアってかっこいいと思いませんか?いろいろなことにチャレンジしたいあなたに高専をお勧めします!

kd_hatutori 初鳥 千佳子さん

 キャリアパス

  2008 年卒業 → 株式会社 朋栄 

 現在の仕事や普段の生活について

 現在はCG システム開発部のシステムサポートグループに所属しており、主にシステム案件の機材&ソフトウェアのセットアップ、出荷後のサポート等の仕事を行っています。製品の出荷が無い時はデモ機材のセットアップと出荷、各ソフトウェアの動作検証や、 顧客からの問合せ対応、出荷製品のマニュアルの作成等を行います。
 「女性だから」といって差別されるようなことはありません。逆を言えば男性と同じ業務をこなさなければいけないので、忙しい時期は遅くまで残業することもありますし、重い機材を持たなければいけないこともあります。
 電子制御工学科では情報から機械まで様々な分野の授業があるので、数年前ハードウェアグループからハードとソフト両方を扱う今のグループに異動になった時も作業内容に抵抗はありませんでした。もちろん全部のカリキュラムを完璧にこなしていたわけではないですが、一度授業として学んでいるだけでも大分違うものだと思います。
 理系の職場はやはり男性ばかりのことが多いですが、高専に在学していた五年間の間でそういった環境に慣れているとすんなり受け入れることができます。 

 女子中学生に向けてのメッセージ

 高専では、五年間しっかり学べば女性でも社会で役立つ技術や知識を身につけることができます。やらなければいけないことが普通高校よりも多いのではっきり言って大変ですが、その分得られるものも多く、卒業後の進路も断然多いです。
 男性ばかりでなかなか足を踏み出しにくい環境だとは思いますが、そんなハードルがちっぽけなものに思えるくらい充実した学生生活を送ることができると思います。

情報工学科

  N・Hさん

 キャリアパス

  1995 年卒業 → 長岡技術科学大学 → 同大学院 → 大手メーカー開発プロジェクト推進スタッフ

 女子高専生からみた高専の生活について

 情報工学科は女性が13 人もいたこともあり、女性ならでは大変だったことはありませんでした。服装も自由でしたので好きな服を着て通学していましたし、バイクや車の免許も自由に取得することができ在学時代にバイク・車両方の免許を取得しました。
 先生方もいろいろな趣味を持っている方が多く、先生・学生一緒に陶芸をしたり、山登りをしたり、ツーリングに行ったり、テニスをしたりと女性ならではというより高専ならではの楽しかったことが多かったです。

 現在の仕事や普段の生活について

 会社と家庭で気持ちを切り替えるようにしています。子供が3 人いて短時間就業を選択してお
り残業もできないので、会社では仕事を家庭では家事・育児をそれぞれに限られた時間の中でやりくりしなくてはならないためです。また、会社でも家庭でもそれぞれに予定通りにできないことや突発的な問題が頻繁に発生するため、そういった事態が発生してもあわてないよう計画は必ず余裕を持たせて立てるようにしています。
 体力や気力が十分でないと働きながらの育児はできないため、自分だけでなく家族全員で日ごろから健康管理・ストレス管理に気をつけています。適度な運動・栄養のある食事・規則正しい生活・ストレスをためないように気分転換・日ごろからのコミュニケーション。。。いろいろ気を使うようにはしていますが常に気をつけて日々十分な取り組みをするのは本当に難しいものです。そういった中でもがきながらも日々たのしくすごしていけるのはやはり家族の支えがあるからだと感じています。 

kd_toyo 豊崎 希さん

 キャリアパス

   2006 年卒業 → クラリオン㈱第三PF 開発部 第三ソフト設計G

 現在の仕事や普段の生活について

 高専卒業後、進学はせずに現在勤めている会社に就職、ソフトウェアエンジニアとしてカーナビゲーション・システムの開発を行っています。
 ソフトウェアエンジニアと聞くとプログラムを作成するイメージがありますが、仕事の内容は様々で対外折衝や設計テストなども行います。
 技術系の職場という事もあり、女性の数は少ないですが、高専で逞しく育った為、男性と肩を並べてバリバリ働いています!
 仕事はお客様が第一!締め切り間近の時は残業時間も多くなりますが、そんな時は会社の同僚と大好きなコーヒーを飲んで息抜きしながら乗り切っています。

 女子中学生に向けてのメッセージ

 高専と聞くと女子が少ない…勉強が難しそう…というようなイメージがあるかと思います。
 正直に言ってしまうとイメージ通りです。しかし、その経験が自分の強みへと変わります!私は5年間の高専生活を経て物怖じしない自分と多くの知識・技術を習得しました。結果、現在の職場で多くの人と多くの仕事を任せて貰えています。
 現在は女子理系学生の積極採用を実施している会社が多く、進学・就職どちらを選択するにしても大きなメリットになるかと思います。
 少しでも興味があれば、是非受験してみて下さい!

環境都市工学科

  天藤 由季子さん

 キャリアパス

  2006 年卒業 → 長岡技術科学大学 → 同大学大学院 → 東京都下水道局   

 現在の仕事や普段の生活について

 私は今、下水道管再構築工事の設計、工事監督を行う部署にいます。再構築工事とは、主に老朽化した下水道管の更新や新しい下水道管を布設して能力アップを図る工事です。目的が同じでも現場条件が全く同じ工事というのはなく、それぞれ課題や問題を抱えています。受託した設計会社や受注した工事会社、関係部署等と打合せを行い、解決を図っていきますが、社会人4 年目になっても、まだまだわからないことが多く、先輩職員の力を借りながら日々勉強です。
 仕事をする上で、気をつけていることは、メリハリをつけて仕事をすることです。特に繁忙期になると残業が増え、帰りが遅くなる日が続くこともあります。仕事の波を見極め、計画的に仕事をすることを心掛け、定時で仕事が終わるときや休みの日には、自分の趣味を楽しんだり、同期との土木女子会や職場のスポーツ大会に積極的に参加したりすることで、社会人生活を楽しんでいます。

 女子中学生に向けてのメッセージ

 今、工学女子は増加中です。私の職場でも年々土木を含めた技術職の女性職員が増え、活躍している先輩職員はたくさんいます。今回のオープンキャンパスでちょっとでも高専に興味を持った方は、ぜひ一日体験入学や文化祭にも足を運んでみてください。生の高専生の姿をみると高専生活のイメージがより具体化すると思いますし、現役生から聞く生の声は進路を決める際にとても参考になると思います。

kd_sakata 阪田 麻未さん

 キャリアパス

   環境都市工学科 → ㈱小川製作所

 現在の仕事や普段の生活について

 私は現在、タワークレーンのメーカーで機械設計をしています。設計といっても毎日パソコンに向かってばかりいるわけではありません。作業服にヘルメット、安全帯をして作業所に行ったり完成したクレーンに上ったりもします。私の会社では設計事務所の隣に作業所がある為、自分が描いた図面が平面から立体になる工程を実際に見ることが出来、非常に勉強になりやりがいを感じています。
 仕事が忙しくなってくると寝食が不規則になりがちです。効率よく家事をこなせるよう、今から練習しておくといいかもしれませんね。

 女子中学生に向けてのメッセージ

 高専は進学、就職がほかの学校に比べ非常にしやすい学校です。将来工学系に進みたいと考えているのであれば、高専で学ぶことはあなたの夢へ近づく第一歩になると思います。
 もし、入った学科とは違う道に進みたいと思うようになったとしても、先生方や先輩方が相談にのってくれますし、私のように別の職種に就いた先輩はたくさんいます。
 入学後は部活や趣味などどんな形でもいいのでいろいろな人と繋がりを持つことをお勧めします。高専には幅広い層の人が集まるので、きっとあなたに刺激を与えてくれる人と出会い5 年間楽しく過ごせると思います。