平成30年度修了証書・卒業証書授与式告辞

 本日ここに、準学士課程卒業生百八十七名に卒業証書を授与いたしました。卒業生の中にはマレーシアより4名、ベトナムより1名、モンゴルより1名、計6名の外国人留学生も含まれています。また、専攻科修了生四十一名に修了証書を授与し、併せて学位授与機構より学士(工学)の学位も授与されました。

 卒業生・修了生の皆さん、誠におめでとうございます。本校の教職員一同、心からお祝い申し上げます。御家族や関係者の方々にも心よりお慶び申し上げます。さらに、御多忙の中ご臨席を賜りましたご来賓の名誉教授、同窓会・後援会の役員の皆様にも、これまでの御指導、御支援を深く感謝申し上げます。

 卒業生・修了生の皆さん、5年間あるいは7年間に渡り、厳しい勉学と研究、課外活動等、密度の濃い充実した学生生活を送られたことでしょう。この経験はこれからの長い人生において、忘れることのできない思い出となることでしょう。自信をもって新たな一歩を踏み出してください。
 木更津高専の創設以来これまで、卒業生は七千二百名、専攻科修了生は五百二十名余りになり、国内外の様々な領域で幅広く活躍しています。

 木更津高専の卒業生・修了生は、約半数が就職し、半数が進学します。
 求人倍率は約三十倍です。学生一人に対し三十社から引きがあるわけです。企業からは、「高専生は基礎からみっちり勉強しており、土台がしっかりしている」「もはや高専出身者がいなければ製造現場は持たない」と高い評価を受けています。
 また、進学についても、卒業生は、本校専攻科や豊橋・長岡の技術科学大学、千葉大学等の国立大学等に進学しています。修了生については、東京大学、東京工業大学、筑波大学、慶應義塾大学等の大学院に進学しています。
 木更津高専からの進学者がとても優秀だと評価を頂き、東京工業大学と教育研究交流協定をまた、千葉大学大学院融合理工学府とは推薦選抜に関する協定を締結しました。これも卒業生、修了生の高い評価により実現されたものであり、まことに嬉しい限りです。

 高専制度は、我が国の高度経済成長を担う中堅技術者の養成のため五十数年前に創設されましたが、Society5.0時代と言われる今日、IoT、AI、ロボテイックス、サイバーセキュリテイ等最先端の技術者養成という役割が高専に期待されています。これからのAI時代は高専生が主役として切り開く時代で、まさに「高専生は日本の宝」です。

 近年、我が国の高専教育システムをタイ、ベトナム、モンゴルといったアジア諸国に輸出する動きもあります。高専卒業生・修了生の皆さんが、国内だけでなく海外でも活躍する機会が今後益々広がっていくことでしょう。

 皆さんが、それぞれの進路において、その力をいかんなく発揮し、木更津高専出身者の実力を社会に示して下さい。そのことで高専教育の重要性が益々認識され、木更津高専も発展していければと思います。
 皆さんのこれからの御活躍と輝かしい未来を心より祈念し、お祝いの言葉といたします。

                                   2019年(平成31年)3月15日
                                   木更津工業高等専門学校長
                                   佐久間 研二

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