平成30年度入学式 校長告辞

 新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。本日こうして皆さんの門出をお祝いできることを大変嬉しく思います。本日、ここに専攻科生40名、準学士課程生214名、併せて254名をお迎えすることになりました。在学生、教職員一同、心から歓迎致します。また、ご列席のご家族の皆様、本日は、まことにおめでとうございます。心よりお喜び申し上げます。さらに、お忙しい中、後援会役員の皆様にご臨席頂いております。教職員一同、厚く御礼申し上げます。

 新入生の皆さんは、これから木更津高専で学び、仲間とともに高めあい、実践的技術者へと成長していくことになります。高専独自の5年一貫教育は、我が国の経済発展を支えた教育システムで、世界的にも大変珍しく高く評価されています。5年間の準学士課程では、一般教育と専門の工学教育を組み合わせ、実験や実習・演習を重視した実践的な教育を受けることができます。その後の2年間の専攻科では、さらに高度な専門教育に注力し、大学と同じ学士(工学)の学位を取得できます。木更津高専からは、昭和42年の創立以来、学科・専攻科併せて、7700名余りの卒業生・修了生が世に出ており、多くの優れた技術者が、産業界や地域社会で幅広く活躍しています。

 木更津高専の教育方針は、「人間形成」、「専門の科学技術の修得」、「心身の鍛練」の三つの柱から成っています。この教育方針のもと、皆さんは、これから日々の授業や実験・実習などの学業に励むことになります。また、高専は勉強面のみならず自分を高めるきっかけにあふれています。学園祭や体育祭、合宿研修などの学校行事や部活動に積極的に参加し、チームワークの重要性なども学んで下さい。全国規模の大会である体育大会、ロボットコンテスト、プログラミングコンテスト、デザインコンテスト、サイエンス・インカレなど様々な場面で日々の学習成果を発揮し、自分の実力を試すことができます。5年一貫という高専だからこそ、大学受験に中断されることもなく、早くから専門工学を学び高レベルの技術者へと成長することができます。しかし、入学したからといって安心してはいけません。受験などの節目がないことから油断すると惰性に流される恐れもあります。将来の進路について考え、しっかりとした目標を持って毎日を有意義に過ごせば、数年後必ず成果となって表れます。

 皆さんの年代は、人生において「大人」へと成長する、人間形成上、極めて重要な時期です。是非、多くの友人を作って下さい。この時期の友人は一生の宝物になります。また、何でも結構です。自分の関心のあるものに思いきり挑戦してみて下さい。心身を鍛える事も、とても重要です。部活動に参加し何かに打ち込む事も良いでしょう。近年、急速に進展するグローバル社会にあって、外国語の習得は不可欠なものとなっています。本校では、外国の大学との協定に基づき、台湾やドイツ、シンガポール、マレーシアなどの海外研修に参加する機会もあります。海外留学、本校における留学生との交流を通じて、語学力、コミュニケーション能力のみならず、自分と異なる文化や価値観を寛容に受容する姿勢を身に付けて欲しいと思います。今、世界で求められているグローバル人材とは、英語がただ流暢に話せる人を指すものではありません。世界で活躍できるグローバル人材への第一歩として、できるだけ早い機会に一度海外に出かけてみて欲しいと思います。異文化に触れることで新しい価値観を発見し、日本、そして自分をより深く知ることができるでしょう。皆さんには無限の可能性があるのです。

 学寮に入った皆さんは、親元を離れ生活面の変化も大きく不安もあることでしょう。しかし、共同生活は、自律性、協調性、規律等を身に付けることができる貴重な機会です。わからない事や悩み事があったら、私たちが何でも相談にのります。周囲にいつも支えがあることを忘れずに前向きに寮生活を送ってください。

 新入生の皆さん、今日から新しい学生生活が始まります。皆さん一人ひとりが自分の意思で自らの道を切り拓いて行ってください。今日という日が皆さんの輝かしい未来の第一歩となることを願い、お祝いの言葉とさせて頂きます。

                               2018年(平成30年)4月6日
                                   木更津工業高等専門学校長
                                         佐久間 研二

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