和田研究室
研究室の概要
私の研究目標は
線形作用素論の振る舞いを考察して、関数解析や情報工学の発展のために貢献する事です。
研究室では、音楽情報処理や暗号・符号理論、量子コンピュータ、知的検索システムを題材として、
理論の検証や応用を行っています。
研究内容・テーマ
・音楽情報処理
音楽情報処理の研究は、その背後に潜む数学的理論はさておき、実際に使ってみたい音楽ツールを作ってみることをテーマとしています。「作りたいものをつくる」
という素朴で自然な発想から、たくさんのことを調査し、実験し、探求していきます。
・暗号理論と符号理論
符号理論や暗号理論は情報理論という講義の中で学びます。
「情報を効率よく通信するための方法」を考える分野です。
・知的検索システム
情報を効率よく検索する方法は、古くから考えられてきましたが、未だに決定打となる技術は現れていません。というのは、人間がキーワードを入力して検索する際には、
自然言語(日本語や英語など)を正しく理解した計算機を利用しなければ、真の意味で柔軟な検索はできないからです。この分野の目標は、計算機に自然言語の意味を教える方法を探求することです。この分野は、関数解析とは関係なさそうですがSVM(Support Vector Machine)を使った手法を使う際には、高度な知識が必要になります。
もちろん、難しい数学を使わない分野もあります。
・その他
乱数の研究、ニューラルネットワークを用いた実用システムなども研究しています.
教員から一言
数学的思考法は必ず将来役立つので
学生のうちに訓練しておくことをおすすめします。
過去の卒業研究のタイトル
平成18年度
- 疑似MP3エンコーダ
- ボイスエフェクトシステム
- 音源分離の研究
- 音色変換の研究
- 人工知能ゲーム「20Q」のエミュレータ
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