トピックス

ロシア・サンクトペテルブルクで演奏会出場(学生取材記事)

    私は9月29日、ロシアのチャイコフスキー・サンクトペテルブルク交響楽団の演奏会に出場させていただきました。演奏会場はベロゼロフスキー宮殿ミラーホールでした。
   サンクトペテルブルクは本年3月31日にロシアのチャイコフスキー・サンクトペテルブルク交響楽団と共に、フィルハーモニーホール(グリンカホール)において荒城の月幻想曲を演奏した経験に続き、2度目の訪問です。
 今回は恩師の二ノ宮洋三先生の指揮の下、荒城の月幻想曲の一部ソロ演奏とスラブ行進曲という日露を代表する偉大な作曲家、ピョートル・チャイコフスキーと滝廉太郎の代表作を楽団員の皆様と一緒に演奏させていただきました。
 この演奏会への出演を振り返ると、恩師の二ノ宮先生、演奏会を企画しすべての手配をしてくださった音楽マネージメントのエレーナさんをはじめ、通訳の方など多くの関係者の方々の優しさとご理解に感謝の気持ちでいっぱいです。

 サンクトペテルブルクはピョートル大帝と多くの文化人、技術者の努力によって出来た偉大な芸術都市です。この都市建設の過程で亡くなった技術者や地域の協力者の追悼と、その方達のご家族の生活支援のために、サンクトペテルブルクでは毎年音楽家などの文化人によって、追悼演奏会が開かれています。私は今回、日本の学生として、サンクトペテルブルクの発展の歴史の中で犠牲になった多くの技術者をはじめ、多くの作業員たちに対し追悼の意を持って演奏会に臨みました。
 今回の訪問で私が学んだことは、サンクトペテルブルクはピョートル大帝によって土木技術という大きな幹を基に街が作られ、その上に芸術、文学分野において様々な枝を伸ばし、花を咲かせ、まるで日本の桜の大木のように偉大で美しい街に発展してきたということです。それはまさに、産業技術と文化をバランスよく展開することに努力してきた人類の発展の様だと思います。
 今、私が音楽を心の底から愛し楽しめるのは、科学技術と理工学の教育のみならず、音楽活動をはじめとする文化活動に理解を示し、応援してくれる先生方が多く高専に在籍しているからです。そういった先生方にも感謝の気持ちでいっぱいです。
 これからも高専の学生として楽しく音楽に取り組み、同時に少し大変ですが機械工学も一生懸命勉強していきたいと思います。
                 (文責:機械工学科4年 松野下雄大)

演奏会前ホールにて楽団員と指揮の二ノ宮先生と

演奏会前ホールにて楽団員と指揮の二ノ宮先生と

演奏会終了後宮殿ロビーにて

演奏会終了後宮殿ロビーにて

演奏会のチラシと楽譜と楽団員から頂いたサイン

演奏会のチラシと楽譜と楽団員から頂いたサイン

エルミタージュ博物館の前

エルミタージュ博物館の前