トピックス

平成29年度冬季ドイツ研修(派遣学生報告)

2017/12/10(日) 成田空港からデュッセルドルフ空港へ

 私達は成田空港第1ターミナルANAカウンター前に8時55分に集合しました。全員でチェックインをして荷物を預けた後、私は両替を行いました。レートは1円あたり137円でした。

 私は以前にシンガポールやハワイに行ったことがあったため、初めての海外旅行というわけではなかったのですが、ヨーロッパへの長時間飛行は初体験だったので、機内での12時間という長い時間をいかに過ごそうかと考えていました。私たちは定刻に機内に乗り込みました。私はドイツで過ごす2週間に胸を高鳴らせていました。離陸後間もなく機内食の時間となりました。2種類のメニューから1つを選択することができ、私は牛すき焼き丼を選択しました。牛すき焼き丼を選択した理由は、ドイツ滞在中は和食を食べることが出来ないのだろうと予想したからです。

 それから、機内では目の前にあるモニターで映画やビデオ、ゲーム、音楽などさまざまな機能を使用することができ、長時間に及ぶフライトで乗客が退屈しないようになっていました。また、現在の飛行位置や残りの飛行時間を確認できる機能もあり、その長さには途方に暮れてしまいました。また、同じ体勢でいることが辛いということがよくわかりました。

 やっと目的地のデュッセルドルフ空港が近づいてきたときに、機長から現地の滑走路に雪が積もってしまったため、除雪作業が終わるまでは着陸できないとアナウンスがありました。また、除雪作業を待つには燃料が足りないため、一度ベルギーのブリュッセル空港に着陸し燃料補給後、除雪完了を待ってからデュッセルドルフ空港に発つとのことでした。私達はすでに長いフライトに疲労を感じていましたが、確実に近づくドイツへの期待を糧に機内で待ち続けました。2時間ほど待った後、私たちの飛行機はブリュッセル空港を発ち、無事にデュッセルドルフ空港に到着しました。到着時刻は予定より4時間遅れの19時になってしまいました。空港でホストファミリーと挨拶を交わし、それぞれの家へと向かいました。私のホストファミリーはデュッセルドルフ市内に住むトルコ系のSanli家で、その日は夕食にピザをいただいた後にすぐに寝ました。

 

私たちが乗った飛行機               デュッセルドルフ駅の様子

(担当者:情報工学科5年 石井大稀)

2017/12/11(月) 初めてのドイツ観光

 ホストファミリーの自宅で迎える初めての朝、今日は5時半に起床しました。ドイツでは日本より日が登る時間が遅いため、6時になってもまだ空は暗く、まるで夜のようでした。ブッパータールにあるホームステイ先を出発し、電車に乗って集合場所のデュッセルドルフ中央駅へ向かいました。

 私たちはそれから旧市街にある市庁舎に向かい、8時半からデュッセルドルフのT・ガイゼル市長を表敬訪問しました。その後デュッセルドルフの商工会議所に移動し、スライドを見ながらデュッセルドルフと千葉県との交流について説明を受けました。私にとっては、初めて知ることばかりでしたが、Heinrich-Hertz-Berufskolleg(HHBK)と木更津高専との学校交流もこの友好関係によるものだということで、とても嬉しく思いました。

 その後ラインタワーに行きました。ラインタワーは234mの高さで、168mの高さにある展望台からデュッセルドルフの町並みを一望することができました。

 解散後、ホストファミリーの学生と一緒に市内を散策しました。旧市街のクリスマスマーケットを周ったり、dmというドラックストアで買い物をしたりしました。ドイツに来てから初めてクリスマスマーケットを回りましたが、屋台が立ち並び、クリスマスの装飾も非常に綺麗でした。dmは日本でいうマツモトキヨシのようなお店で、それほど値段も高くなく、ドイツの日用雑貨や化粧品などを買うことができました。

 その後ホームステイ先に帰宅する際、ブッパータールの懸垂式のモノレールに乗りました。これは世界最古の懸垂式のモノレールで、私は出発前から気になっていたので乗ることができ嬉しかったです。

 初日から非常に充実した一日を過ごすことができました。ホストファミリーや、他の学生との交流を深めながら、残りの滞在を楽しみたいと思います。

 

デュッセルドルフ市庁舎内で撮った集合写真     ラインタワー展望台の中の様子

(担当者:情報工学科5年 常世田千尋)

2017/12/12(火) ドイツで学ぶ日本文化

 今日はHHBKへの初めての登校日で、ホームステイ先のゾーリンゲンから電車とバスを乗りついで学校へ向かいました。道を歩いている人たちは途中雨が降ってきてもフードをかぶって雨をしのいでいて、ドイツ人は少しの雨なら傘をささないというのは本当なんだと思いました。

 いざ学校に着いてみると、私のホストシスターであるPiaをはじめ、他の参加者のホストファミリーの学生たちはみんな数学のテストがあったので、私たちはこの日授業に参加することができませんでした。私たちは学校にある学生の談話室で、テストが終わるのを待ちました。

 学校の後はLernort Studio Düsseldorf(LOS)という、芸術を学びたい小中高生のための公共施設を見学しました。LOSでは無料でプロの芸術家に指導を受けることができます。LOSの部屋は、油絵、スケッチ、音楽など分野ごとに分かれていて、部屋ごとに内装やにおいがまったく違うことに驚きました。

 昼食には道中のパン屋さんで売っていたチョコレートの入ったクロワッサンと、クリスマス仕様のクッキー、マッシュルームとツナのピザを食べました。ドイツのチョコレートは初めて食べましたが、想像していたよりずっと甘くて、少ししか食べられませんでした。

 午後にはEKO-Haus(恵光ハウス)を訪れました。恵光ハウスは、日本の文化をドイツの方々により深く知ってもらうために建てられた日本文化センターで、施設内には、江戸時代の日本家屋や、浄土真宗の寺院、日本庭園などがありました。そこで、ドイツ人のガイドの方にドイツならではの視点から、親鸞とルターの比較の話や日本の歴史など、たくさんの興味深いお話を聞かせていただきました。

 見学後は自由解散となり、参加者・ホストファミリーの学生みんなでアイススケートに行きました。私はスケートをするのは初めてだったのですが、ドイツ人の仲間が手を取って教えてくれて、最後には一人で滑ることができるくらいには上達しました。

 とても実りのある充実した一日で、翌日の授業も頑張ろうと思いました。

 

LOS内・油絵コースの部屋             恵光ハウスの敷地内

(担当者:情報工学科4年 橋本沙羅)

2017/12/13(水) ドイツのクリスマスパーティに参加して

 今日は、7:45から授業があり、1時間目は歴史、2時間目は数学でした。歴史は、社会生活や哲学も含んでいる総合授業で、授業テーマは毎回変わるようでした。今日のテーマは、集団倫理で、授業は当然のことながらドイツ語でしたが、専門的用語が多く理解するのが難しかったです。数学は1次関数を取り扱っていました。私たち高専生にとっては、とても簡単な内容でした。

 昼はHHBKの校長のズールマン先生が私たちのために昼食会を開いてくれました。クリスマス菓子や、パン、飲み物などが準備されていていました。

 15時半から、デュッセルドルフのクリスマスマーケットのガイドツアーに参加しました。もうこの日で既に私たちは、4回目のデュッセルドルフのクリスマスマーケット訪問でしたが、今回は公式ガイドのシューマッハさんがガイドをしてくださり、ドイツのクリスマスマーケットの歴史について教わることができました。旧市街の3か所のクリスマスマーケットを回り、案内の最後には、ケーニヒスアレーで17時に行われるクリスマスツリーの点灯ショーに案内してくれました。ツリーはとてもきれいなイルミネーションで、トナカイや星のオ―ナメントが鮮やかに写し出されていました。

 夜には、岩本君のホームステイ先である、シュベルムのミルコ君の家で、ホストファミリーと日本人参加者が参加してクリスマスパーティをしました。クリスマスパーティでは、お菓子の家のケーキの作製、ライべクーヘン作り、クッキー作りの3チームに分かれて、準備を進めました。私はライべクーヘン作りに参加しました。ライべクーヘンとは、ジャガイモを擦りおろし、それを刻んだ玉ねぎと混ぜて揚げ、その上にリンゴのペーストをかけた料理です。私はこのクリスマスパーティまで、ライべクーヘンについて知らなかったので、作っている際も、何が出来上がるのか全くわかりませんでした。ジャガイモを擦りおろし、細かく刻んだたまねぎを混ぜて、塩で下味をつけてから、熱した油に入れて、完成です。他のグループも作り終えて、お菓子の家のケーキやクッキーは形が崩れている部分もありましたが、かわいらしく仕上がっていました。

 食事後、みんなでゲームをしたり、他愛もない会話をしていると、ミルコ君のバイオリンの演奏が始まりました。彼は子供のころからバイオリンとピアノを習っていて、その演奏は素晴らしく、全員が彼の演奏に聞きほれていました。彼の素晴らしい演奏が終わると、ドイツでよく歌われるクリスマスソング「クリスマスのベーカリー」を常世田さんがピアノで伴奏し、みんなで歌って盛り上がりました。夜10時までこのクリスマスパーティは続き、お互いの友情を深めました。

HHBKの校長先生が開催してくださった昼食パーティ

(担当者:情報工学科4年 山﨑凌輔)

2017/12/14(木) 土木研修 ~ピッツァとパスタを添えて~

 今日もほとんどのメンバーが早朝から授業がありました。しかし、Mirkoと僕は1~4限目まで授業がなかったので、普段の日よりもぐっすり寝ることができて、溜まっていた疲れを取ることができました。8:00に起床し、電車で学校まで向かいました。

 学校で先生方と他メンバーに合流した後、全員で小松製作所のドイツ支社に企業訪問に行きました。会社の建物に入ると、見慣れた黄色のユンボのパーツとKOMATSUのマークがたくさん見受けられました。

 施設見学で最も印象に残っているのは、組み立て前の部品の倉庫です。とても広く、すべて整頓されており、日本らしさも感じられました。また、欧州本社で働いている日本人が9人しかいないということを知り、想像以上に少ないと感じました。土木を専攻する者として、施設見学などを通して興味深い話をたくさん聞くことができました。

 企業訪問の後は、遅い昼食を食べにデュッセルドルフのクリスマスマーケットに行きました。じゃがバターにチーズが載ったものやアーモンドのお菓子を食べてあまりの美味しさにほっぺが落ちるかと思いました。食事だけでなく、自分の部屋の壁に飾るドイツ語の看板も買いました。

 その後、18:00からイタリアンレストランAlberobelloにて全員で食事会が開かれました。メンバーがそれぞれピザやパスタなどの好きなものを注文しました。僕はピザを食べましたが、とてもサイズが大きく、本場の味を堪能することができました。

 食べ終わった後に、日本のメンバーからイザミルアネ先生に日本のプレゼント(筆ペン、急須、茶葉)を渡しました。先生がとても喜んでいて、とても嬉しかったです。

 

小松製作所内の機械               イタリアンレストランにて

(担当者:環境都市工学科4年 岩本和音)

2017/12/15) クリスマスミサ

 今日もいつもと同じように7 時45 分から授業が始まり、1 限目は英語、2 限目は数学の授業に参加しました。英語の授業は、英語そのものを習うわけではなく、各グループごとに英語で課題の発表をしていました。すでに英語を話せることを前提として専門的な用語も多く使用していて、日本と違い生徒全員が英語を話せていてすごいと思いました。数学の授業は代数幾何のベクトルの足し算の学習をしていて、私たちにとってはとても簡単な内容で、日本の数学の授業の進度は速いのだと思いました。授業中にドイツ人の生徒達が休み時間に買ったパンを食べていて、日本では怒られる事なので驚きました。

 授業後はHHBK 主催のクリスマスミサのため兄弟教会(Bruderkirche)に行きました。教会では生徒によるクリスマス音楽のピアノの演奏を聴いたり、宗教劇を見たりしました。私は教会のミサは静かに座って見るものだと思っていましたが、ドイツ人の参加者が拍手したり笑い声をあげたりしていて楽しく見る事ができました。また、参加者全員でSternüber Bethlehem、Laudato si、Lst da jemand,der mein Herz versteht 、Von gutenMächten treu und still umgeben という4 つの歌を歌いました。この曲はクリスマスに教会で歌う有名な曲らしく、ドイツ⼈の参加者は皆歌う事ができていました。私たちは曲がわからなかったのですが、ドイツ⼈の友⼈が教えてくれたので少しだけ歌う事ができました。

 私たちは教会のミサに参加した後、デュッセルドルフの市立博物館を訪れました。そこではデュッセルドルフの歴史や産業革命による街の変貌、デュッセルドルフが芸術の街と言われている理由などを知る事ができました。また、デュッセルドルフドルフのシンボルである側転少年は、1288 年ヴォーリンゲンの戦いでケルンに勝利した後時、父親が帰ってきたことを喜んだ⼦供たちが側転で喜びを表現した事が由来だと知りました。

 その後、聖ランヴェルトゥス教会を訪れました。聖ランヴェルトゥス教会はデュッセルドルフで最も古い教会で、屋根の先が曲がっていることが有名だと知りました。その後、私たちは⼣飯のためケバブ屋に行きました。ドイツのケバブは日本のものと比べて大きく、硬いパンに具材が挟まっていてとても美味しかったです。

 夕食をすませた後、私たちはビリヤードをしに行きました。日本人の私たちのほとんど全員がビリヤードをした事がなく、ドイツ人の友人たちに1 から教えてもらいました。言葉が通じないところはジェスチャーで気持ちを伝え、とても楽しくビリヤードができました。

 今日はドイツの文化や歴史を知ることができてよい1日でした。また、ドイツ人の友人たちとの距離が縮まった1 日でもありました。

 

デュッセルドルフ市立博物館              兄弟協会

(担当者:電子制御工学科3年 眞角晏奈)

2017/12/16(土) ブルク城

 今日は週末なので11時に起床しました。ホームステイ先のFatihと自宅で昼食を食べた後に、ブルク城に行くためにゾーリンゲン行きの電車に乗りました。

 ゾーリンゲンで橋本、眞角、常世田、山﨑、岩本、それぞれのホストファミリー先の学生たちと合流し、ブルク城に向け出発しました。私たちはブルク城行きのバスに乗り、ブルク城の最寄りのバス停で下車しました。ブルク城周辺はデュッセルドルフ駅周辺に比べるととても田舎で道も細く、民家が少し立ち並ぶ程度でした。ブルク城行きのリフト乗り場に着くとリフトは営業を休止していました。朝の時点では通常営業と書いてあったらしく、ドイツ人学生は頭を抱えていました。せっかく来たのにブルク城を見ずに帰りたくはなかったので、私たちは徒歩で登ることにしました。登山道はとても傾斜が急で、階段にすべきではないかと感じる場面もありました。

 山頂に到達した時にブルク城が見えました。ブルク城の中は中世博物館になっていて、教会や壁画などさまざまな展示物がありました。兵士の装備を再現した鎖帷子が展示してあったのですが、この装備ではたして敵の攻撃から身を守れたのかと不思議に思いました。城壁には城外に迫る敵を銃で撃つための縦に細長い小窓がありました。その小窓から銃口を出し、身を守りながら戦っていたことがわかりました。現代の技術ではクレーンなどの重機を用いて重たいものも簡単に高いところに運ぶことができます。しかしブルク城が建設された時代にそのような便利なものはなく、すべて手作業で行っていたので、自分が今歩いている床や見ている壁などの1つ1つが人の手によるものであると考え、感動しました。

 ブルク城の見学を終えた後、ブルク城の正門から少し下ったところにあるワッフルの専門店に入りました。私はワッフルの上に温かいさくらんぼのソースとバニラアイスがトッピングされたものを食べました。温かいさくらんぼソースとバニラアイスの相性がとてもよく美味しかったです。

 登山道を下り、私たちはゾーリンゲン駅に向かいました。電車でデュッセルドルフ駅まで行きました。デュッセルドルフ市内で、ミニゴルフをしました。ミニゴルフでは3D眼鏡をかけながらミニゴルフをするため、床や壁に描かれたトリックアートが飛び出して見えました。これまでに体験したことのない不思議でとても楽しい遊びでした。パターゴルフ終了後は解散となり、私はホストファミリーの家に帰り、疲れて寝てしまいました。

 今日は歴史的な建造物を間近で見ることができ、とても満足できた一日になりました。

 

ブルク城の前で撮影             さくらんぼソースとバニラアイスのワッフル

(担当者:情報工学科5年 石井大稀)

2017/12/17(日) ドルトムント到着!

 今日はデュッセルドルフを出発する日で、ホストファミリーやHHBKの学生と会える最後の日でした。私は6時に起床し、荷物の整理や部屋の片付けをしました。いままでお世話になったにも関わらず、ホストファミリーから、私の家族へお菓子や石鹸などたくさんのプレゼントを頂いてしまいました。1週間という短い期間ではありましたが、ドイツ語が上手く話せない私に非常に親切にしてくれたホストファミリーのSkrzypczak家にはとても感謝しています。最後に手紙を渡し、ホストファミリーとお別れをしました。

 13時にデュッセルドルフ中央駅で他の学生たちと合流しました。その際HHBKの学生から滞在中に一緒に撮影した写真をもらい、写真の裏にみんなでメッセージを書きました。みんな最後まで優しく親切で、お別れの際はとても寂しかったです。

 その後、デュッセルドルフからドルトムントへと移動をしました。夕方からはドルトムントのクリスマスマーケットをまわりました。週末のためクリスマスマーケットはとても賑わっていました。ソーセージやポテトなど食べ物のお店の他に、クリスマスの装飾品や陶器のお店など様々なお店がありました。ドルトムントのクリスマスマーケットの名物である非常に大きなクリスマスツリーやクリスマスの装飾が素敵で、日本にはないクリスマス前の賑わいがとても新鮮でした。

 

ドルトムントのクリスマスマーケット    ドイツ最大級、ドルトムントのクリスマスツリー

(担当者:情報工学科5年 常世田千尋)

2017/12/18(月) ハイホー! 濃霧の中のツォルフェライン

 ドルトムントのホテルに宿泊して初めての朝を迎えました。私を含む女子三人は少し早めに起きて、ホテルの-1階で朝食を取りました。ドイツでは玄関のある階が0階なので、地下1階は-1階と表記されます。朝食はバイキング形式で、私はブロートヒェンに生ハムとレタスをはさんで食べました。

 朝食の後、私たちは電車でエッセンという町へ向かいました。エッセンは炭鉱業によって発展した町で、世界遺産に登録されているツォルフェライン炭鉱業遺産群があります。私たちはそこを訪れました。

 ツォルフェライン内部のエスカレーター、エレベーターなどには明るいオレンジ色が用いられており、石炭が燃えているようなイメージがよく伝わってきました。ここには階数表記はなく、今いる場所が地面から何メートルにあるかが壁に描かれており、斬新なデザインだと思いました。また、屋上からはエッセン市内を一望することができましたが、今日は霧が深く、残念ながらあまり遠くまで見ることはできませんでした。

 見学後はエッセン旧市街のクリスマスマーケットを回りました。たくさんの屋台があり、他のクリスマスマーケットと遜色ない賑わいでした。壁のない大きな観覧車が目立つ場所にあったので、学生全員で乗りました。若干2名怖がっている人がいましたが、私はとても楽しかったです。

 今日はとても気温が低かったので、クリスマスマーケットを見ている途中で、暖まるために近くのカフェに入りました。店の中には大きな煖炉があり、とても暖かかったです。その後再びクリスマスマーケットを回り、私は家族へのお土産を買うことができました。

 とても寒い日でしたが、エッセンを回ることは楽しく、寒さも吹き飛ぶほどでした。明日からの見学も楽しみです。

 

ツォルフェラインの入り口       ツォルフェラインのエスカレーター

(担当者:情報工学科4年 橋本沙羅)

2017/12/19(火) 美しい町ミュンスター

 今日は、ドルトムントにあるドイツ・サッカー博物館に行きました。ドイツ・サッカー博物館はドイツサッカー好きの人たちのメッカともいえる場所で、私たちが訪れた日もサッカー少年たちがたくさんいました。ドイツ・サッカー博物館は、ドイツのナショナルチームとブンデスリーガーの歴史について展示している博物館で、ドイツのサッカーの歴史についてはもちろんのこと、これまでのブンデスリーガーのサッカー選手たちのユニフォームや所有物、ワールドカップの優勝トロフィーなどが展示されていました。また、博物館内の洗練された展示デザインには目を奪われました。博物館内には、ナレーターになりきれるブース、キッカー(卓上サッカー)、フットサル場などがあり、サッカーにあまり興味がない人でも楽しめる工夫がなされており、実際私たちもキッカーや、フットサルで楽しみました。

 午後には、ドルトムントから1時間ほど北にある大学都市ミュンスターへ行きました。ミュンスターは自転車が多いことで有名で、満車の自転車の駐輪場が多く見受けられました。また、この日は天気があまりよくなかったにもかかわらず、自転車を乗っている人がとても多く、自転車と人とぶつかりそうな瞬間を何度も目の当たりにして、すこし危険な場所だと感じました。しかし、そうした印象を覆すような美しい建物の数々には目を奪われました。様式がそろった建物や、歴史あるそれらを象徴するかのような大聖堂からはメルヘンの世界のような雰囲気を感じました。

 たくさんあるミュンスターの美しい建物の中でも特に有名なヴェストファーレン条約が結ばれた旧市庁舎の平和の間を、私たちはまず訪れました。中は大広間になっていて、大広間は、木でできた壇、天井、キリストの像があり、金属を全く使っていないようでしたが、見事な装飾でした。旧市庁舎を出ると、他の建物より一線を画す少し違った雰囲気の建物、ランベルトゥス教会が見えました。ランベルトゥス教会の鉄籠は美しい教会に吊れ下がっている単なる装飾かと思いきや、16世紀の宗教改革の首謀者たちの処刑に使われたと聞いて驚きました。その後ミュンスターに5つあるクリスマスマーケットをすべて回りました。各クリスマスマーケットごとに決まった色や建物の形式があり、他の町とは一味違った雰囲気で、この日もまたクリスマスマーケットを楽しむことができました。

ドルトムントのサッカー博物館

(担当者:情報工学科4年 山﨑凌輔)

2017/12/20(水) 音楽とグミの街・ボン

 今日は、メンバー全員でボンを訪れました。滞在先のドルトムントからとても遠く、乗り換えも含め電車で約3時間かかりました。ボンは、何と言ってもベートーベン(1770~1827)の生地としても有名なベートーベンハウスやグミで有名なHARIBOの生産工場があることで有名であり、また歴史あるボン大学があります。初めに私たちは、ベートーベンハウスに行きました。そこには、ベートーベンが幼少期に弾いていたビオラや、自殺を考えた頃のハイリゲンシュタットの遺書など、ベートーベンの生涯に関するものがたくさん展示されていました。また、最も印象に残ったのは、ベートーベンの髪の毛や、死後にとったデスマスクが実際に展示されていたことです。ベートーベンが生きていた当時から、彼が如何に偉大な音楽家であったかを知ることができました。

 その後、私たちはフリースドルフという町にあるHARIBO工場直営店に行きました。店内はHARIBOの関連商品しかなく、日本に比べ値段が安く、日本には売っていない種類のグミがたくさん売っていました。グミを始め、コップや服などのグッズまで売っていました。来客の中にはカートから溢れそうなくらい商品を買っていた人もいてびっくりしました。私たちメンバー全員がたくさんのグミやグッズをたくさん買い、とても満足していました。

  夕方には、ボン中心部にあるドイツ料理店で夕食を食べました。僕はシュニッツェルというドイツ料理を食べましたが、サクサクでボリュームがあり、日本のトンカツと味が似ていて驚きました。とても美味しかったです。

 今日は音楽から食べ物まで様ざまなことを学び、とても充実した一日になりました。

 

ハリボー工場直営店                ベートーベンハウス外観

(担当者:環境都市工学科4年 岩本和音)

2017/12/21(木) アーヘン大聖堂~市庁舎

 この日私たちは、世界遺産に登録されているアーヘン大聖堂を訪れました。アーヘン大聖堂は、アーヘン中央駅から徒歩15分の所にありました。歩いて向かう途中、大聖堂の屋根が見えてきて、遠くからでも大きいことがわかりました。到着して大聖堂を見ると、古い建物である事がわかり、金の針の時計が印象的でした。中に入ると最初に目を惹いたのは窓のステンドグラスです。とても広い面積のステンドグラスは色鮮やかでとても美しかったです。また、上を見上げると天井の絵や装飾が繊細で綺麗でした。

 次に私たちは、アーヘン市庁舎を訪れました。市庁舎とは思えないほど立派な古城のような建物で、市庁舎の前ではちょうどクリスマスマーケットが開かれていて、賑わっていました。中にはいくつかの部屋があり、白を基調とした部屋と赤を基調とした部屋がとても印象に残っています。白を基調とした部屋は、金色の装飾で床は木でできており、豪華ながら落ち着いた部屋でした。一方赤を基調とした部屋は、黒と白のタイルの床で、クリスタルのシャンデリアが豪華で、きらびやかなホールでした。最上階にはと1番大きなホールがあり、カール大帝の宝石が展示されていました。

 その後、私たちは市庁舎の前で開かれていたクリスマスマーケットで買い物をしました。このクリスマスマーケットは他ではあまり見かけない、パンが揚げられたものや、激辛のカレーソーセージなどがあり、美味しかったです。また、ドイツではブタやアヒルが幸運を招くと言われており、その置物などが多く見かけられました。

 今日は長い歴史のある町と建物を訪れ、古くからある美しさに触れることができました。

 

アーヘン大聖堂            アーヘンのクリスマスマーケット

(担当者:電子制御工学科3年 眞角晏奈)

2017/12/22(金) ボーフム観光

 今日私たちはまずドルトムント駅から電車でボーフム駅へ行き、そこからさらに路面電車に乗り換えてボーフムの鉄道博物館(http://www.eisenbahnmuseum-bochum.de/)に行きました。博物館へ向かう道を歩いていると、建物の隙間からレトロなデザインの鉄道が見えたので、中にどれだけたくさんの鉄道が展示されているのかと胸を高鳴らせました。しかし、いざ博物館に着いても全く人がいませんでした。壁の貼り紙を見ると、冬休みのため営業を休止していると書いてありました。私たちはとても残念な気持ちになりました。仕方がないので、私たちは諦めて来た道を戻りました。最寄りのバス停で帰りの路線バスを待っていましたが、定時を過ぎてもバスが来ることはありませんでした。今日はついていないなと思いました。

 次に、私たちは路面電車に乗ってボーフム市内に戻り、ボーフムの炭鉱博物館(http://www.bergbaumuseum.de/de/)に行きました。ドイツの博物館にはどこもロッカールームがあって、そこに荷物を預けることで重い荷物を気にすることなく展示物に集中することができるようになっています。私はこのシステムは観光客にとってとても良いものだと思いました。私たちは荷物を預け終えると、陽気なガイドさんの案内に従って炭鉱博物館内を見学しました。ボーフムの位置するルール地域には歴史的に炭鉱が多くあったことで知られています。そしてここもその一つでした。地下の掘削現場跡は少し肌寒く、湿気が多い気がしました。エレベーター内で探鉱をイメージさせるような映像や、地下の掘削現場跡で掘削機のシミュレーションを見学しました。とても楽しかったです。

 炭鉱博物館をあとにした私たちは、ボーフム市内のイタリアンレストランで夕食を食べました。私はトマトとモッツァレラチーズのスパゲッティを食べました。お店の方がサービスでボトルのピーチティーをつけてくれました。また、デザートにはティラミスを食べました。他にもピザやリゾット、サラダやドリンクなどさまざまな料理があり、目移りしてしまいました。どれも本格的な味で、とても美味しかったです。

 その後、私たちはボーフム市内のコンサート会場で行われた、Bochumer Symphonikerとドルトムント少年少女合唱団による、バッハのクリスマスオラトリオのコンサートを聴きに行きました。私はオーケストラの演奏を生で聴くのは初めてだったので、その迫力にとても感動しました。強く演奏する時は一体感のある力強い音で、静かに演奏する時は繊細できれいな音でした。私はその空気感に引き込まれてしまいました。

 コンサートの開始は20時だったので、ホテルに帰ったのはかなり遅い時間でしたが、いつものようにドイツ語の学習会がありました。その後シャワーを浴び、疲れていたためすぐに寝てしまいました。

 今日の観光では鉄道博物館に入れなかったのは残念でしたが、オーケストラの演奏を実際に聴くことができたことは、とても良い経験になりました。日本に帰った後も、機会があったらオーケストラの演奏を聴きに行きたいと思いました。

 

ボーフム鉄道博物館の休日を知らせる貼り紙     イタリアンレストランでの食事

(担当者:情報工学科5年 石井大稀)

2017/12/23(土) 登頂! ケルン大聖堂

 今日は朝早くからからケルンへ出発する予定でしたが、他の参加者の希望により予定を少し変更し、まず最初に10時開店のドルトムントのサッカーチームのファンショップへ寄りました。そこで買い物を済ませた後、10時45分の電車に乗りケルンに向かいました。

 ケルン到着後、市内のスーパーに寄りました。ドイツでは空瓶や空ペットボトルを店に持っていくとデポジット料金が返却されるシステムがあります。その為私たちは空のペットボトルを持参し、デポジット料金を受け取りました。クリスマス直前の週末でとても通りはとても賑わっていました。

 その後私たちはケルン大聖堂へ移動し、塔に登ったり宝物館を見学したりしました。533段の長い螺旋階段を登ると、大聖堂の97.25m地点から大聖堂周辺を一望することができました。私は高いところはあまり得意ではありませんが、素晴らしい眺めにあまり恐怖を感じませんでした。

 大聖堂見学後、徒歩でチョコレート博物館へ向かいました。館内では、チョコレートの歴史やカカオ産地について学べる展示コーナーの他に、チョコレート工場ではチョコレートの製造過程を間近で見学でき、子供はもちろん大人も楽しめる博物館だと思いました。

 チョコレート博物館を見学した後、ケルンのクリスマスマーケットを通過し、ケルン大聖堂のそばにあるGoffelという有名なドイツレストランで夕食をとりました。店内はとても賑わっており、料理はとても美味しかったです。

 今日はドイツで過ごす最後の晩でしたが、思い出に残る充実した一日でした。

ケルン大聖堂の頂上からの景色

(担当者:情報工学科5年 常世田千尋)

2017/12/24(日) ドイツ滞在最終日

 クリスマス前日の今日は、今回の私たちのドイツ滞在の最終日でした。10時50分にホテルのロビーに集合し、チェックアウトをすることになっていたので、同室の常世田・眞角と私は7時頃に起床して荷造りをしました。私はお土産をたくさん買ったので、全部をスーツケースに詰めるのはとても大変でした。

 日本へ帰る飛行機はデュッセルドルフ空港を午後8時に離陸予定だったので、朝食後、私たちはホテルに荷物を預け、全員でドルトムント市内を散策しました。ドイツのお店は、基本的に日曜日は営業していません。今日は日曜日だったため、旧市街にある商店の大半が閉まっていて、町全体が閑散としていました。ドイツ国内で一番大きいといわれるドルトムントのクリスマスツリーにも電気が灯っておらず、ドイツ滞在期間中に訪れたクリスマスマーケットの喧騒が嘘のようでした。

 散策後、S-Bahnと地下鉄を乗り継いで、ドルトムントの有名なサッカースタジアムに行きました。SIGNAL IDUNA PARKという名称のこのスタジアムは、ドイツの人気サッカーチームの1つであるボルシア・ドルトムントが本拠地として使用しています。この日はスタジアムの中には入ることができませんでしたが、馬に乗ってスタジアムの回りを警備している2人の女性の騎馬警察官に偶然会うことができました。彼女たちはとてもフレンドリーで、観光客である私たちに笑顔で話しかけてくれ、一緒に写真を撮ってくれました。日本で騎馬警官を見たことがなかったので、私たちは本物の騎馬警官を見てとても驚きました。また、サッカースタジアムはとても大きく、外観を見て回るだけでもかなり時間がかかりました。

 その後、私たちはスタジアムからドルトムントの旧市街へ戻り、カフェに入りました。ドイツでは、クリスマスには家で家族と過ごすのが一般的です。このカフェでも、大半の店員が休みを取っていたようで、とても忙しそうでした。ドイツの冬はとても寒いので、クリスマスマーケットでは暖かいココアがよく売られています。私は、ドイツに来てからミルクココアを飲む機会はたくさんあったのですが、ここではホワイトチョコレートのココアにチャレンジしました。ドイツのチョコレートは、ココアも普通のチョコレートもとても甘いです。このホワイトチョコレートココアもかなり甘くて、一杯を飲みきるのに苦労しました。

 夕方、私たちはホテルに戻り荷物を回収して、列車でデュッセルドルフ国際空港へ向かいました。空港では、まだ帰る実感がわかず、空港内の店やカフェなどを見て回りました。そして午後8時、2週間を過ごしたドイツをついに後にしました。

 良い思い出がたくさんできた、長かったような短かったような2週間のドイツ滞在でした。

 

閑散としたドルトムント市内       サッカースタジアム前で出会った騎馬警察官の女性たちと

(担当者:情報工学科4年 橋本沙羅)

2017/12/24(日) ドイツから帰国

 ドイツでの2週間の滞在が終わり、ドイツとの思い出に浸りながら、私たちはデュッセルドルフ空港から現地時間12月24日(日)20時発の飛行機に乗りました。飛行機内では、長時間のフライトのため夕食と朝食が提供され、どちらもおいしくいただきました。往路で起こったように、悪天候による遅延のようなアクシデントが起こらないか少し不安でしたが、25日15時に成田空港に無事到着しました。成田空港に到着して、私が驚いたのは看板が漢字で書かれていたことでした。ドイツではほとんどアルファベットしか見ていなかったので、画数が多い漢字を二週間ぶりに見ると、とても新鮮に感じました。入国審査や税関を終え、成田空港第1ターミナルで集合写真を撮って、解散となりました。

 今回の冬季ドイツ語研修で学んだことは非常に多く、中でもデュッセルドルフでのホームステイ期間に学んだ他国の文化や、宗教や他人の考えを理解し尊重することなどが海外生活で人間関係を築くうえでどれだけ重要なことかを私は身に染みて感じました。語学の面では、ドイツ語や英語では理解できないこともありましたが、2年間真剣に学んできたドイツ語を実際に使うことができ、ドイツ語を学んできて本当に良かったと思いました。このドイツ研修で私たちを受け入れてくださったホストファミリーの方々、私たちのために時間を割いてくださったHHBKの学生たちとファリット・イザミルアネ先生には本当に感謝しています。今回のドイツホームステイ先の学生たちは2018年9月に日本にやって来るので、もし日本で再会できたなら、彼らが今回してくれたさまざまなことに対して、彼らがしてくれたこと以上に恩返しをしたいです。これからも彼らとの交流を続けていきたいと思います。

成田空港での集合写真

(担当者:情報工学科4年 山﨑凌輔)