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第26回テクノフォーラム・木更津高専COC+シンポジウムを開催

    去る1月31日、技術振興交流会第26回テクノフォーラムおよび木更津高専COC+シンポジウムを合同開催しました。
 技術振興交流会は本校と地域企業等との連携活動を推進している任意団体です。また、「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」は、千葉大学が中心となり、事業協働機関である9つの参加・協力大学等、13の参加自治体、33の参加企業等が協働し、若者が地域に定着するための教育プログラムの開発と魅力ある職づくりの開拓を進めるプログラムです。
 本校学生を含む学内外70名の参加を得た当日の催しは、長野史郎技術振興交流会長、前野一夫校長の挨拶に始まり、まず、テクノフォーラム講演としてアジア・パシフィック電子キーボード協会代表 阿方 俊 氏をお迎えし、「低成長・少子高齢化社会に対応する音楽のイノベーション〜ハイブリッド・オーケストラとタテ線譜がひらく新時代〜」と題して、ご講演いただきました。
 最初に、電子キーボードやエレクトーンといった電子楽器をソロ楽器として用いるだけでなく、オーケストラ・パートを担当しつつ生楽器と共演する「ハイブリッド・オーケストラ」の演奏を聴き、少人数で、しかし非常に豊かな音の厚みでの合奏が実現されていることに驚かされました。また、韓国や中国での事例紹介がありました。ハイブリッド・オーケストラは、演奏会場の規模を問わず、オーケストラにかかる人件費を削減できる、などのメリットがあります。次に、ピアノ初心者向けの新しい楽譜表記方法の「タテ線譜」について説明がありました。上から順番に、節と呼ばれる円に記された指番号に従って打鍵していくことで、誰でも正しい運指でピアノを演奏できます。実際に、前野校長先生にタテ線譜を見ながらベートーヴェンの交響曲第9番第4楽章より「歓喜の歌」のメロディを演奏して頂き、本校女性職員の伴奏との見事な合奏に大きな拍手が湧きました。さらに、自動伴奏システムEurydice(ユリディス)が紹介されました。Eurydice は、奏者の誤演奏やテンポの揺れを許容しつつ、与えられた楽譜情報に基づいて、奏者が楽曲のどこを演奏しているのかを推定して伴奏を演奏するといった、まさに「人の演奏に合わせる」伴奏システムです。先の二人は、このEurydice による豪華な伴奏つきで「歓喜の歌」を演奏し、音楽の新しい楽しみ方を体験しました。
 続いて実施された木更津高専COC+シンポジウムの講演では、本校の栗本育三郎専攻科長から木更津高専におけるCOC+事業の取り組み状況について紹介の後、奈良工業高等専門学校専攻科長の藤田 直幸 教授から、「奈良高専の挑戦!地方貢献から地方創生へのギアチェンジ〜奈良高専における地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)の紹介〜」と題してご講演いただき、奈良高専でのCOC+への取り組みにおける地域創生マインド養成教育カリキュラム、研究クラスタ等の具体例、学内横断的研究、今後の展望等について紹介されました。
 奈良における地域と密接に連携した様々な取り組みは、本校の今後の活動に大いに参考となる内容でした。
 技術振興交流会では、定期的にテクノフォーラム等の活動を実施しています。詳しい活動内容等については、木更津高専技術振興交流会ホームページをご覧ください。

挨拶する長野技術振興交流会

挨拶する前野校長

阿方氏の講演

合奏の体験

栗本本校専攻科長によるCOC+事業説明

藤田奈良高専専攻科長によるCOC+事業説明