2025年9月22日,本校の電気電子工学科2年生,電子制御工学科2年生の2名が,JFEスチール株式会社 東日本製鉄所を見学しました。
見学は午後1時30分に始まり,まず見学センターにて会社概要や保全技術職の業務内容,福利厚生に関する説明を受けました。 学生からは「鉄の寿命」や「カーボンリサイクル高炉」に関する質問があり,積極的な関心がうかがえました。 その後,溶鉱炉から転炉,熱間圧延ラインまでの製造工程を見学しました。ここでは,一日あたり1万トン以上の製鉄が行われ, 銑鉄から炭素や不純物を取り除いて鋼を生み出し,さらに圧延ラインで板材へと加工される様子を間近で見ることができました。
また,見学の後には本校機械工学科を卒業した3名のOBの方々との座談会が開かれました。限られた時間ながら, 業務内容だけでなく進路選択に関するお話など幅広く伺うことができました。その中で, 「学校で学んでいることをそのまま業務に落とし込めるイメージがある会社だ」というOBの言葉は,参加した学生にとって, 自分の学びと将来の仕事とのつながりを考えるきっかけになったと思います。
今回の見学に際し,駅での送迎から会社説明,構内案内まで丁寧にご対応いただいたJFEスチール株式会社 労働人事部 千葉労働人事室 主任部員(副課長)杉本様をはじめ,ご協力いただいた皆さまに厚く御礼申し上げます。 なお,本見学は さくら印刷株式会社のご紹介・ご協力 により実現しました。
キャリア支援室では,今後も学生のキャリア選択に役立つよう,学内外での活動を積極的に進めてまいります。
—学生の声—
見学前は「製鉄を専門に行う会社」「力仕事が多く,危険で大変そう」というイメージを持っていました。 実際に訪れてみると,最新の技術を取り入れて環境にも配慮し,安全への取り組みもしっかりしていることが分かりました。 さらに,社員の方々が大切にされている雰囲気や,より良い鉄をつくるために工夫を続けている姿を知り,安心感と前向きな印象を持つことができました。