2025年10月24日(木),木更津市内の国道16号長須賀高架橋において,木更津工業高等専門学校 環境都市工学科4年生を対象とした「木更津高専 橋梁点検学習会」が開催されました。
本学習会は,国土交通省千葉国道事務所様および株式会社建設技術研究所様のご協力のもと,橋梁の維持管理や点検技術の現場を実際に体験し,社会インフラを支える技術への理解と重要性を深めることを目的として実施されました。
当日は,上部工点検(高所作業車による近接目視点検),点検支援技術(各種ドローン),非破壊検査(反発硬度法・電磁波レーダ法など),VRによる点検疑似体験の4つのプログラムを実施。
学生たちは,普段通学でも利用する長須賀高架橋を題材に,最新技術と人の手による点検の両面から「橋の安全を守る仕事」を学びました。
学生からは、
「実際に高所作業車に乗って近接目視を体験でき,とても貴重な経験になりました。ハンマーでたたかなくても目視だけで『うき』を判断できるという話を聞き,専門的な技術の凄さに驚きました。」
「小型ドローンと赤外線カメラ搭載ドローンの両方が飛行している様子を見て,それぞれの特徴を理解できました。取得した画像を3D化したものは非常に細部まで確認でき,技術の精度の高さに驚きました。」といった感想が寄せられました。
現場で活躍する技術者の方々からは,進路や今後のキャリア形成に関する助言もいただき,学生たちは最新の点検技術に加え,「社会インフラを支える責任とやりがい」にも触れる貴重な機会となりました。

ご多忙の中,学生達のために1日かけて準備,ご指導くださり誠にありがとうございました。
ご協力くださった国土交通省千葉国道事務所および株式会社建設技術研究所の皆さまに,心より感謝申し上げます。
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