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学生ブックハンティングを行いました(学生取材記事)

 11 月 10 日の放課後、TSUTAYA 木更津店にお邪魔し、図書委員会総員でブックハンティングを行いました。
 例年ブックハンティングはネットストアにて行われていたので、図書委員会の学生にとっても新たな経験になりました。
 ネットストアではただポインタを動かしてクリックするだけの味気ない作業が、実際に本の背表紙を眺め、新書特有の真新しい紙の匂いを嗅ぎ、手に取って重みを感じることで冒険にも似た気持ちを抱かせたように思います。
 めいめいが三千円という制限の中で書店内に散らばり、本棚の前で迷いながら選書するさまは非常に新鮮な光景でした。
 特筆すべきは、高専の図書委員は小説だけでなく、専門書や参考書を吟味していた点にあります。高校ではあまり見られないでしょう。図書館によく行く私ですが、新書棚の大半が専門書で埋め尽くされていることを思い出し、やはり高専生には専門書の方が小説より魅力的に映るのかもしれない、と改めて実感しました。
 あくまでも私個人の感覚ですが、高専生はあまり本を読まない傾向があると思います。実生活が同世代よりもデジタルと密接に絡みついているため、書籍よりもインターネットの方が扱いやすく便利に感じられるのでしょう。実際私もそう思っています。
 ですが、紙の書籍はインターネットからは得られない不思議な力を持っているのもまた事実です。私の好きな小説の中に、詳細はもうあまり覚えていませんが…「本とはハエ取り紙のようなもの」という言葉があります。ハエ取り紙という比喩もなかなかですが、それはともかく。
 小さい頃に読んだ絵本を今開くと、その本を読んだ記憶が一緒に戻ってくる。例えば、どこでその本を読んだのか、隣に誰がいたのか、季節はいつだったか。これは電子書籍の画面では一生得られません。
 一冊の本でも、二人いれば本の受け取り方も記憶も全く異なります。電子書籍の進出・読書離れにより、紙の書籍は衰退の一途を辿ろうとしていますが、特にデジタルに関わりの強い高専で今一度、アナログとは何たるかを考えるきっかけになっていただければ嬉しいです。
 来年度はより大型書店、欲を言えば紀伊國屋新宿本店や丸善丸の内本店など…でブックハンティングを行えたらいいな…と勝手に考えています。
 今回選書された本達は 1 月頃に図書委員会の学生が作成した POP と共に図書館にて展示される予定です。よろしければぜひ立ち寄ってご覧ください。
(機械工学科3年 城野 未実)