International Cybersecurity Challenge TOKYO 2025(以下ICC TOKYO 2025)が2025年11月11日(火)~14日(金)の4日間に渡って開催されました。この大会は、CTFと呼ばれるサイバーセキュリティの専門知識や技術を駆使して暗号文や脆弱なWebアプリの中に隠された答え(Flag)を見つけ出すサイバー競技です。世界中から全8チームが集結し、その技術を競い合いました。
ICC TOKYO 2025では、競技会のほかにサイバーセキュリティに関するカンファレンスや展示会などが併催されました。木更津工業高等専門学校 情報工学科の教員(大枝真一、米村恵一、SAPKOTA Achyut)と学生5名が、小学生と中学生向けにプログラミング講座を実施しました。講座では視覚的に理解しやすい教材を用いて、論理的思考や課題解決の基礎となる内容を体験できるよう工夫しました。受講した児童・生徒たちは、画面上でキャラクターが自分の書いたコードどおりに動く様子に大いに興味を示し、プログラムが思いどおりに動かない場合には、原因を考えながら試行錯誤する姿が見られました。
また、本講座は単なる体験会にとどまらず、将来的なサイバーセキュリティ人材の育成につながる「入り口」としての役割も期待されています。情報工学科の学生にとっても、教える立場として参加者の理解度に合わせて説明する難しさを実感しつつ、自身の知識を再確認する貴重な学びの機会となりました。本校としても、地域の情報教育支援の一環として、今後もこのような取り組みを継続していきたいと考えています。
(情報工学科 教授 大枝真一)

プログラミング体験講座「初めてでも大丈夫!もぐらたたきゲーム作成にチャレンジ!」



木更津高専からの参加メンバー