情報工学科:学科概要

情報工学科とは

情報工学科は,木更津工業高等専門学校の第5番目の学科として,平成2年4月に設置されました.
情報工学科は「次世代の情報システムを創造する技術者育成」という指針に基づき,ソフトの設計開発ができる技術を習得し,ハードの仕組みをしっかりと理解し,人・物・社会とのインターフェースを考え,新しい情報システムづくりが出来る人材を養成を目指しています.


学科パンフレット

2012年7月に情報工学科の公式パンフレットが発行されました.

表面

裏面

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次世代の情報システムを創造する技術者育成

情報工学科の育成方針

「情報工学」とは,情報を利用する方法についての学問です.
情報を

作ったり

伝えたり

測ったり

加工したり

する技術の集まりです.
これらの技術は,コンピュータを介して行われますので,コンピュータの構造(ハードウエア)やコンピュータの動かし方(ソフトウエア)の学習が基本となります.


授業内容

情報工学科では,一般に言われる「情報処理」とは少し違い,普遍的な(将来に亘って通用する)「知識と知恵」を教えます.
情報工学科の専門科目は,下の図に示すような関係を持って構成されています.
ハードウェア(計算機の物理的しくみ)とソフトウェア(計算機の論理的しくみ)および,それらの基礎と応用から構成されています.
また,専門科目は一般科目の学習を前提としており,プログラミングやハードウエア設計製作の他に基礎理論の講義があります.
数学や物理学といった専門科目の基盤となる学問をしっかりと学び,知識の基盤を固める必要があります.
専門科目と一般科目は相互に,密接に関係しており,カリキュラムに従って着実に学習を進めることが,情報工学全体を修得するための重要なポイントです.

平成29年度以降に入学した学生のカリキュラム構成は以下の図のようになっています.

情報を作る

混沌とした情報の中から意味があるものを抜き出して利用する技術です.
2年次の論理回路Ⅰ・Ⅱや5年次の分散情報システム,データマイニングなどで学びます.

情報を伝える

インターネットに代表される,通信の技術です.
3年次のネットワーク演習,ネットワーク入門Ⅰ・Ⅱ, 5年次のネットワークシステムⅠ・Ⅱなどで学びます.
また,安全に通信する方法については4年次の情報セキュリティⅠ・Ⅱ,5年次の情報理論Ⅰ・Ⅱなどで学びます.

情報を測る(情報を集める)

センサーを使って計測した情報から,その後のシステムの動きを決めていく技術です.
1年次の実験・実習ⅠA・ⅠB,4年次の計算機インターフェースⅠ・Ⅱや5年次の計測システムなどで学びます.

情報を加工する

画像や音声,知識等の情報を加工する技術です.
5年次の画像情報システムや信号処理工学で学ぶことができます.

平成28年度以前に入学した学生のカリキュラム構成は以下の図のとおりです.