新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
本日ここに本科生211名、留学生4名、専攻科生32名、合わせて247名をお迎えすることになりました。在校生、教職員を代表して心から歓迎いたします。
みなさんが入学されたこの木更津工業高等専門学校は、今年3月で本科・専攻科を合わせ9,279名の卒業生を輩出しており、先輩方はそれぞれの道で活躍されています。
本科1年生の皆さんは、新たな高専生活の期待の一方、学業に関して不安があるかもしれません。授業が途中でわからなくなったら、すぐに解決する習慣をつけてください。教科書は眺めるだけでなく、理解できるまでノートに繰り返し書いてください。低学年の基礎科目が理解できれば、高学年はついていけます。
専攻科の皆さんは、研究生活が中心になります。研究成果は、学会や論文誌に発表する習慣をつけてください。更に、海外も含む学外の人脈をつくるように心がけ、研究を進めてください。
マレーシア、モンゴルおよびイランから来られた留学生の皆さんは、これまでの生活習慣と異なる中で勉学をすることになります。クラスメートあるいはチューターと積極的にコミュニケーションを取り、笑顔の数を増やしてください。
困ったときは、気軽に担任に相談、あるいは学生相談室を活用してください。
人間力を磨くことも忘れないでください。高専は、ロボコン、デザインコンテスト、プログラムコンテスト等をたくさん用意しています。他高専生との交流や競い合うことの楽しさを味わってください。クラブ活動には、文化部・運動部があり、今年の全国高専体育大会は九州です。チャレンジしてみてください。
保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。高専は、大学と同じ高等教育機関です。教職員は、生徒と呼ばず学生と呼びます。一般の高校と異なる面もあるため、戸惑や心配事があるかもしれません。その際は、学生相談室を思い出し、学生相談室と連携しながら解決することを試してください。相談室のメンバーは、教員、カウンセラー、スクールソーシャルワーカー、看護師、事務員等で構成されています。メンバー全員、感じよく親身な応対を心掛けていますので、どうぞ気軽に利用してください。
改めて、新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんが、ここ木更津高専で、有意義な学生生活を送られることを祈念して、式辞といたします。
令和7年4月4日
木更津工業高等専門学校 校長 先村 律雄