環境都市工学科:学科概要

環境都市工学とは?

 環境都市工学科は従来の土木工学を基本とし、これに都市に関連した問題や環境との調和の問題を取り入れた分野です。 土木工学は、橋、道路、公園など産業の発展や市民生活の基本となる公共施設の充実に貢献してきましたが、経済の高度な発展に伴い、都市や環境の問題がクローズアップされています。そこで当学科では公共施設の設計や建設にあたり、安全性や景観・環境の維持などの幅広い視点を持った技術者の育成を目標にしています。

木更津高専 環境都市工学科の特色

  • 首都圏にある唯一ある「環境・都市系学科」

    高専自体がそもそも「レア」な学校なのですが、木更津高専は就職先も進学先も豊富な首都圏に位置する高専であり、環境都市工学科はその中でも唯一の環境・都市系学科です。まさに「レア中のレア」といえる環境都市工学科の学生たちはには、有力企業や官公庁、大学などから大きな期待が寄せられています。

  • 充実した実験・実習

    企業の方が声をそろえられるのは、「高専生は頭も動くが手も動く。そこがいい」。実験・実習は高専が最も大切にしているものです。木更津高専環境都市工学科は、全国の高専の中でも多くの実験・実習の時間を設け、充実した学習環境を整えています。あなたもきっと楽しみながら自らの成長を感じられることでしょう。

  • 女子学生が多い

    高専には男子学生が多いイメージがあると思いますが、環境都市工学科の女子学生の比率は3割程度。クラス40人中、10~15名は女子学生という感じです。実験・実習、体育祭や文化祭、見学旅行でも、男女が協力し合っての活動になります。そこで得られた経験は、あなたの人生において、かけがえのないものになると思います。

教育の目標

 環境都市工学科では、語学や測量学などを基礎とし、構造、地盤、水理、衛生などの専門科目を実験・実習を中心に学ぶことで、将来の環境保全スペシャリストや橋などのインフラ構造物をつくるプロフェッショナルを育てることを目標としています。

  • 数学や自然科学の基礎知識とそれらを用いた論理的思考能力を身に着けるとともに、グループワークを中心とした測量や情報処理などの実習・演習を通じて、専門技能とコミュニケーション能力を高める。

  • 充実した実験と実践型授業を通じて、社会基盤施設の設計に不可欠な構造力学、建設材料学、土質力学、水理学などの専門知識を習得するとともに、自然環境と調和した暮らしを支える水環境工学、環境保全工学、上下水道工学などの環境工学に関する知識と技術を学ぶ。

  • 卒業研究などへの取り組みを通じて、社会基盤の整備と保全にかかわる諸問題の発見と解決に必要な応用力と創造力を育成するとともに、自らの考えを的確に表現し、発表・討論ができる能力を身に着ける。

アドミッションポリシー

 環境都市工学科では、本科共通のポリシーに加え、以下のような人材を求めています。

  • 自然と人とのかかわりに興味を持ち、自然環境の保全や防災についての理解を深めたい人

  • 社会に役立つ道路や橋梁、港湾、ダムなどの社会基盤施設の設計や建設について学びたい人


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