夏季休業を利用して,4年生は各自が選んだインターンシップ先の企業や大学で5日間以上の実習を行い,その経験や学びをポスターにまとめました。このポスターを基に,クラスメート,3年生,教職員に向けて成果発表を行いました。
発表は1セッションにつき約12名が指定された場所で行い,各自5~10分程度で自身の体験を発表し,聴講者からの質問に答える形式でした。この流れを35分間にわたり繰り返し,合計3セッションで37名が発表しました。
私自身は,ある企業でのインターンシップを通じて得た知見をポスターにまとめ,最終セッションで発表を行いました。緊張しましたが,時間内に4回の発表を無事に終えることができました。最初の発表後,「その現場はどのような内容の現場だったのですか?」という質問を受け,「重要な説明を忘れてしまった…」と気づき,その後の発表ではしっかりと説明するよう努めました。すべての質問に完璧に答えられたわけではありませんが,質問されること自体が私の成長につながっていると感じました。特に,普段クラスメートから質問を受ける機会が少ないため,この機会はとても新鮮でした。
また,クラスメートの発表を聞くなかで,彼らもまたとても充実したインターンシップを経験していることを実感しました。発表を聞いていた3年生が積極的に質問していた様子を見て,この機会の重要性を再認識しました。後輩たちの来夏の学外実習に向けて,少しでもヒントを提供できたのであれば嬉しく思います。
インターンシップを通じて,自分がやりたい仕事がどのようなものであるか,社会人になるとはどういうことなのかなど,さまざまなことを学びました。また,同時にいまの自分に足りないものにも気づかされ,日々の生活の中でひとつずつ改善していく必要性を強く感じました。
現在,進路活動が本格的にスタートしてきましたが,インターンシップ先が就職先となる学生も少なくないように感じています。この貴重な経験を提供してくださった各企業や大学の皆様には,心より感謝申し上げます。ありがとうございました。今後もこの経験を糧に,より優れた土木技術者を目指して努力してまいります。
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