2024年11月14日(木)に,環境都市工学科2年が川崎港(東扇島~水江町地区臨港道路整備事業)の斜張橋工事現場の見学会に行きました。この橋が完成すると,中央径間は東日本第一位の長大斜張橋となります。また,多くの運河利用者への配慮(桁下空間の確保)と,羽田空港の空域制限を遵守する必要があり,工事中の現在もたくさんの制約がある中での事業です。
国際コンテナ戦略港湾である京浜港の一躍を担う川崎港において,取扱貨物量の増加や日本随一の冷凍冷蔵倉庫群などのロジスティクス機能の充実に伴い交通量の増加が懸念されていますが,この道路ができることによって,川崎港(東扇島地区)と内陸部のアクセスが向上し,円滑な物流確保ができるようになります。
以下,環境都市工学科2年の荒井宏一さんの感想です。
この企画では普段の授業では接することの出来ない多くのことを実地で学ぶことができ,非常に有意義な時間だったと思います。特にまだアスファルト舗装されていないコンクリート床版の上を歩くということは,通常では決してできない,本当に貴重な経験でした。また,VRを用いた施工手順の説明では,かなりの現実感を持って,将来役に立つであろう内容を学習できました。今後もこのような機会があればぜひ参加させて頂き,高専での学習をより深めたいと思いました。
最後に,国土交通省関東地方整備局京浜港湾事務所の方々には,大変お世話になりました。この場をお借りして,皆さまに感謝をいたします。貴重な体験をありがとうございました。
<<前のページ |