研究室の紹介
現在私たちの研究室では,アルミニウム合金を主とした金属材料の機能向上やシミュレーションを用いた原子レベルでの塑性変形の調査を目的として行っています.機能向上の一例としては高強度・高延性・軽量化を目指して材料開発をしています.試料に加工や熱処理を施し,引張試験や顕微鏡での観察などにより特性の評価を行っています.シミュレーションでは,任意の結晶や外界条件を設定し,目標とする特性や原子の挙動を得るために必要な条件を検討しています.
スタッフ
教職員
専攻科生
- ME2 稲田 雅也 -INADA Masaya-
- ME2 髙野 桂汰 -TAKANO Keita-
- ME1 白井 直輝 -SIRAI Naoki-
- ME1 山田 真緒 -YAMADA Manao-
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本科生
- M5 阿部 壱成 -ABE Issei-
- M5 髙坂 杏 -TAKASAKA An-
- M5 松田 啓由 -MATSUDA Hiroyoshi-
- M5 山崎 健太郎 -YAMAZAKI Kentarou-
- M5 渡邊 将吉 -WATANABE Syokichi-
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研究設備
- 引張・圧縮・曲げ試験機
- ナノインデンター
- 硬さ試験機各種(ビッカース、ロックウェル、ショア、デュロメータ)
- 示差走査熱量測定器
- 光学顕微鏡、電子顕微鏡(学内共用装置)
- X線回折装置(学内共用装置)
- 加工機各種(圧延機、切削機、研磨機、フライス盤)
- 炉各種(大気炉、油浴)
※(その他様々な種類の機械があります)
研究テーマ
- 巨大ひずみ加工を用いた超微細粒材金属材料の研究
- 加工熱処理プロセスの改良による高強度金属材料の開発
- ドラッグ効果を利用した高耐熱性・高強度材料の開発
- 分子動力学シミュレーションによる原子モデルでの塑性変形機構の検討
研究生の声
稲田 雅也くん
千葉市立貝塚中学校出身:本科卒業→進学:専攻科 機械・電子システム工学専攻
私は中学3年の頃,親などからの勧めもありオープンキャンパスを機に高専に訪れました.正直初めは工業に興味はありませんでしたが、色々な研究室を周るうちに高専に興味を持ち始めました.特に機械材料研究室で披露していた金属棒を引張り,破壊する様子には色々な意味で衝撃があり,材料の世界に引き込まれました.研究では,大きな金属板から切削等を繰り返し自分で試験片を作製し,データを取得するのですが,これがとても大変で時々嫌になります.しかし,試料の種類が異なると見た目は同じでも結果が異なることはとても面白く,目に見えない微細な世界というのは興味深いなと日々思います.また,研究室内には様々な種類の機械があり,必要に応じて色々な機械を扱うので,自分に合った研究がしやすいなど,充実した研究生活が行えると思います.
学生実験テーマ
- 初歩の引張試験 (M2前期)
- 初歩のかたさ試験 (M3前期)
- 金属の表面観察 (M3前期)
- 金属材料の引張試験 (M3後期)
- 鋼の組織観察 (M3後期)
Labo’s record
在席していた研究生の記録を更新していきます。
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