9月22日(日)、高専ロボコン関東甲信越地区大会が千葉ポートアリーナにて行われました。
今年の競技課題は「ロボ達の帰還」です。これは、ロボット1が接地禁止ゾーンを超えた向こうへロボット2を飛ばし、そのロボット2がBOXやボールを回収して帰還するというものです。木更津高専からは、Aチーム「きさぺん越冬隊」とBチーム「宇宙鉄道の夜」の2チームが出場しました。
Aチーム「きさぺん越冬隊」は、動きを餌をとって戻ってくるペンギンに見立てたロボットを製作しました。最大の特徴はBOXを持ち帰るロボット2の動きで、坂の形をしているロボット2に向かって勢いよく走行することで、ダイナミックなジャンプで帰還することができます。1試合目ではジャンプに失敗してしまいましたが2試合目では見事に成功させ、関東甲信越地区では数少ないBOX回収に成功したチームとなりました。
Bチーム「宇宙鉄道の夜」は鉄道をモチーフとしたロボットを作成しました。片方のロボット2が線路に見立てた2本の棒を伸ばし、他方のロボット2がBOXやボールを回収した状態でその上を走行することで帰還を行うロボットでした。大会当日はトラブルが相次ぎ、ロボット1がロボット2を飛ばすことができずに終わってしまうという、残念な結果に終わってしまいました。
両チームとも予選敗退という結果にはなりましたが、Aチームはそのダイナミックな帰還が評価され、審査員推薦という形で8年ぶりの全国大会出場を果たすことができました。これからは木更津高専ロボット研究同好会として一丸となり、地区大会での反省や得られた知識を生かしながら、11月17日(日)に国技館で行われる全国大会に向けて全力で活動を続けていきます。これからも応援よろしくお願いします。
(情報工学科3年 星 凌誠)