このたび、本校で開催している「キッズサイエンスフェスティバル」が、第6回ちば講座アワードにおいて、審査員特別賞「千葉県公民館連絡協議会長賞」を受賞する栄誉にあずかりました。
このアワードは、さわやかちば県民プラザ(運営は千葉県教育委員会)が主催し、県内の市町村や大学、団体が実施する生涯学習講座・事業の中から、他の模範となる優れた取組みや、特色ある地道な活動を讃えるものです。
今回の受賞理由として、子どもたちが「ものづくり」や「科学の不思議」に触れ、夢中になれる体験機会を創出している点、そして学生が主体的に運営に携わることで、学びの輪が広がっている点が高く評価されました。また、地域社会に深く根ざし、地元の皆さまに愛され続けてきた長年の取り組みの成果が、受賞へと結実しました。
「キッズサイエンスフェスティバル」は、地域の子どもたちに、ものづくりや科学の魅力あふれる体験の場を提供し、幼い心に科学技術への興味・関心の芽を育みたい、という多くの教職員の尽力が実を結んだイベントです。2010年頃に開催された前身の「サイエンススクエア」から始まり、2013年頃より現在の名称へと引き継がれ、約15年、今や地域に深く根差したイベントとして成長し続けています。
本年度は、過去最大規模の実施となり、木更津高専の構内にて17の多彩な講座を展開し、373名もの小学生が参加しました。この数は、前年の276名を大きく上回る成果です。
技術振興交流会の皆さまをはじめ、多くの教職員、補助員として活躍した学生、そして地域の方々の温かなご支援とご協力があったからこそ成し得たものです。心より感謝申し上げます。
これからも、地域とのつながりを深めながら、より魅力的なイベントへと発展させてまいります。
(R6年度キッズサイエンスフェスティバル実行委員長 地域共同テクノセンター 副センター長 田嶋彩香)