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企業から最前線で活躍する講師を招いて 高専でサイバーセキュリティ演習が行われました

 高専機構本部は次世代基盤技術教育のカリキュラム化(COMPASS 5.0 https://www.kosen-k.go.jp/about/profile/gear5.0-compass5.0.html )の一分野としてサイバーセキュリティ人材育成事業(以下K-SEC https://k-sec.kochi-ct.ac.jp )を実施しています。K-SECでは、セキュリティ教材開発、トップレベルの学生への教育、セキュリティに強いエンジニアの育成、教員のレベルアップなど、多岐にわたりセキュリティ教育の充実を行ってきました。
 これらK-SEC事業の一環として2023年1月14日(土)、15日(日)の2日間に亘ってサイバーセキュリティ演習が行われました。

 

「K-SECサイバーセキュリティ演習」の概要

 この演習は本校が企画し、この分野の先端を担う企業であるネットワンシステムズ株式会社の協力の下、実施しました。演習では、セキュリティ分野に興味のある学生に対して、ネットワンシステムズ株式会社のセキュリティ関連部署で働く専門技術者の方々に講義・演習を行っていただきました。
 サイバー攻撃は世界中で激化しており、各国の情報戦略はまさに世界を動かしています。わが国においても世界で活躍できるサイバーセキュリティ人材の育成が急務です。今回の演習では全国の高専からサイバーセキュリティに、興味のある学生16名がリモートにより参加し、サイバーセキュリティの最新の動向について学びながら、サイバー攻撃とは何なのか、どうすれば食い止めることができるのか、その本質を学びました。この分野の先端技術者の方々から講義を受けることができ、参加者にとって貴重な学習の機会になりました。
 今回の演習では、現実世界を模した公開サーバに対する一連の攻撃、すなわち調査、侵入、スパイ活動、痕跡の消去など、一連の流れを、座学と実践演習を通して体感しました。攻撃を知ることで防御を知るというオフェンシブセキュリティの考え方により、高いレベルの防御方法の習得を目指したものです。
 演習後のアンケートでは、講師の説明がわかりやすいと全員が答えており、「最初に概要を説明してくださったのでハンズオンも集中的に取り組めた」との感想もありました。

【資料】演習のパワーポイント(抜粋)

 

【ネットワンシステムズ株式会社について】

ネットワンシステムズ株式会社は、優れた技術力と価値を見極める能力を持ち合わせるICTの目利き集団として、その利活用を通じ、社会価値と経済価値を創出するサービスを提供することで持続可能な社会への貢献に取り組む企業です。常に世界の最先端技術動向を見極め、その組み合わせを検証して具現化するとともに、自社内で実践することで利活用ノウハウも併せてお届けしています。

企業名:ネットワンシステムズ株式会社
所在地:東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 JPタワー
代表者:代表取締役 社長執行役員 竹下隆史
設立:1988年2月
URL:https://www.netone.co.jp/
事業内容:世界の最先端技術を取り入れた情報インフラ構築とそれらに関連したサービスの提供