環境都市工学科2年生および4年生を対象に、八田修一氏の講演会「日本と台湾の絆を紡いだ土木技師 八田與一」を開催しました。
1920年代、台湾の不毛の大地を一大穀倉地帯に変貌させ、台湾で最も尊敬される日本人の一人として知られる八田與一技師について、孫の八田修一氏から台湾への深い愛情をもって語られました。
講演会はクイズをはさみながら、烏山頭(うざんとう)ダムと1.6万kmの水路建設に至った計画やその農法・工法を中心に、事故での犠牲者を出したことへの苦悩、国籍関係なく工員を大切にする日本人技師の思いやりにも触れられ、聴講した学生は講師の言葉に聞き入っていました。
学生からは「以前に学んだ八田與一さんの功績や苦労について、この講演でより実感がわいた」、「講演を通じて一段と土木業界の重要性について学ぶことができた」など、技術者としての気持ちの高まりも見えました。