第3回防災減災コンテスト企業賞授与

　3月17日、防災減災コンテスト協賛企業応用地質株式会社様が来校され、校長室にて、企業賞が授与されました。
　応募総数38テーマ中、我々の取り組み「瓦礫埋没者位置推定IoTシステム」が、今後の防災減災に大いに寄与し得る取り組みであると評価されました。本研究は、周波数の異なる位相を逆転した双極子音源を作成し、マイクで検出、コンピュータで信号処理すると音源の位置を特定できるというものです。現在、音検出ユニットと信号処理ユニット、並びに920MHz LPWA(Low Power Wide Area)ユニットを搭載した手のひらサイズの送受信ユニットのプリント基盤化実装を終え、3月25日には助言者である東京大学奈良教授に本郷キャンパスで、デモンストレーション実験と今後のディスカッションを行います。応用地質株式会社様も同席したいとのことでした。より一層のブラッシュアップと早期の社会実装を実現したいと考えています。
（情報工学科　特命教授　栗本育三郎）