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第40回定期演奏会を開催しました(吹奏楽部)(学生取材記事)

 吹奏楽部は1月18日に市原市市民会館の小ホールにて、第40回定期演奏会を行いました。
 第1部ではシンフォニックステージとして、アルセナールとアルヴァマー序曲を演奏しました。アルセナールは毎年演奏していて、木更津高専吹奏楽部の十八番の曲とも言えます。新入部員以外は演奏したことがある曲なので、十分な完成度で安心して本番に挑めました。アルヴァマー序曲は、今年度の関東信越地区文化発表会の木更津高専吹奏楽部の発表で演奏する予定の曲でしたが、難易度を考慮して定期演奏会での発表に切り替えた曲です。曲が長いだけでなく、速いテンポの中に細かい動きがあったり、高音が出てきたりと、どの楽器の担当者も苦戦していました。しかし、普段の練習を積み重ね、本番では想定以上の演奏を披露できました。
 第2部では例年劇をやっているのですが、今年度は新たな試みとしてアンサンブルステージを設け、同じ学年、同じ楽器の仲間、普段よく話す部員となど、様々なメンバーでの小規模編成での発表をしました。メンバーの都合が合わず、なかなか全員で練習ができないグループや、選んだ曲が難しくて苦戦しているグループ、普段やっている楽器とは違う楽器を担当して演奏する人など、どのグループも本番まで不安が残っている印象でした。しかし、本番ではどのグループも今までで一番良い演奏ができたと思います。演奏後は、みんな無事演奏が終わって満足そうな顔をしていました。
 第3部ではポップスステージとしてユーロビート・ディズニー・メドレー、銀河鉄道999、アイデアを演奏しました。ユーロビート・ディズニー・メドレーは文化発表会と祇園祭で演奏し、銀河鉄道999も祇園祭で演奏したので、もう演奏し慣れている曲です。定期演奏会に向けて沢山練習した分、文化発表会や祇園祭の時より良い演奏が出来ました。アイデアは今回の定期演奏会で初めて演奏した曲です。この曲は5年生が最後の舞台なので、5年生がやりたい曲の中から選ばれた曲です。爽やかで疾走感のあるメロディーで演奏していて楽しい1曲です。私はアイデアを聞くと今までの部活での思い出がよみがえってきます。青春の記憶が流れていくような、そんな気持ちになります。
 アンコールではマツケンサンバⅡを演奏しました。マツケンサンバⅡは1年間を通してずっと演奏してきた曲です。沢山演奏してきた分、一番演奏し慣れているので楽しくなってしまってテンポが速くなりました。今年度で一番テンポが速かったかもしれません。でも、それはみんなが楽しく演奏できた証拠なのでそれも良い演奏だと思います。
 今回の定期演奏会が5年生と演奏できる最後の機会でした。私は、1年生の頃に当時3年生の先輩にすごくお世話になりました。なので、定期演奏会で最後かと思うとどうしても寂しい気持ちがありましたが、最後まで楽しく一緒に演奏できてよかったです。
 次の演奏は卒業式なので、定期試験が終わったら5年生を送り出すために部員で心を一つにして練習に励みたいと思います。
 最後になりますが、普段の練習を見守ってくださった顧問の先生方、ご来場してくださった皆様、差し入れをくださった皆様、遠くで応援をしてくださった皆様、本当にありがとうございました。来年度の定期演奏会でもお会いできるのを楽しみにしています。
(電気電子工学科3年 宍戸 明日香)