高専ロボコン2024全国大会で木更津高専チームがデザイン賞を受賞!!（学生取材記事）

　11月17日に両国国技館でアイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2024全国大会が開催されました。木更津高専は８年ぶりの出場で「きさぺん越冬隊」のロボットと私たちが出場しました。今回のテーマは「ロボたちの帰還」です。ロボットがロボットを飛ばすという前代未聞、高専ロボコン史上最難関といわれるルールでしたが、全国大会では驚くほどレベルの高いロボットがたくさん集まっていました。
　１回戦第１試合という開幕戦では愛知県の豊田高専の「帰還車 投〼」（きかんしゃ とうます）と対戦しました。ペンギンロボットが箱を持ってジャンプに挑戦しましたが、速度が足りず、追加点を得ることはできませんでした。40-40の接戦の末、ペンギンが果敢に飛ぼうとする姿が優勢と評価されたためか、審査員判定で勝利しました。続いての２回戦第１試合では、同じ関東甲信越地区から出場した小山高専の「折れ！モモンガールズ」と対戦し、ボール1個ぶん10点の差で、惜しくも40-50で敗北してしまいました。私はペンギンを送り届ける氷山（ロボット1）の操縦をしていましたが、ペンギンの着地での得点で満点が取れず悔しい思いです。また、「きさぺん越冬隊」の最大の見せ場であるペンギンのジャンプも全国大会ではなかなかうまくいかず披露できなかったのも心残りで、応援していただいた皆様に申し訳ない気持ちもあります。ですが、表彰式では、木更津のかわいいペンギンたちが好評で、見事「デザイン賞」をいただくことができました！
　私はチームリーダーとして、地区大会でペンギンのダイナミックなジャンプを見せることができ、国技館に木更津高専チームが８年ぶりに「帰還」できたこと、そして全国大会でもデザイン賞をいただくことができた「きさぺん越冬隊」のチームを誇りに思います。ここまで一緒に頑張ってきたチームメンバー・ピットクルーをはじめとして、「きさぺん越冬隊」を応援して支えてくださった皆様に最大限の感謝を申し上げたいです。本当にありがとうございました。
　全国大会では、他の高専との技術力や取組みの差を感じる場面も多くありました。来年もまた国技館に行けるよう、ロボット研究同好会一同、まだまだ技術を学んで強くなっていく所存です。これからもご支援ご声援のほど、よろしくお願いいたします！
（チームリーダー　電気電子工学科2年　伊藤 智孝）

木更津高専　チーム紹介VTR（外部リンク：YouTube）
https://www.youtube.com/watch?v=9pToEaVRm-4