技術振興交流会のお知らせ

問題解決アイデアコンテスト2025を開催しました

 11月2日(日)13:00から15:00にかけて、地域共同テクノセンターと技術振興交流会の共催により「問題解決アイデアコンテスト2025」が開催されました。このコンテストは、祇園祭2025の企画として実施され、地域課題の解決や企業等の業務改善に資するアイデアを、学生から提案・発表していただき、優れたアイデアを表彰するものです。令和5年度から始まった本コンテストは、今回で3回目の開催を迎えました。

 今年度の募集期間は7月7日から10月10日までで、5チームの応募がありました。参加チームは、専攻科1年生からなる5チームです。この5チームは、技術振興交流会の教育助成を受けている「問題解決技法」(専攻科1年前期)の受講生です。
 コンテスト当日は、技術振興交流会の中野会長、鈴木理事、中尾理事、木更津高専の先村校長、地域共同テクノセンターの飯田センター長、地域共同テクノセンターの瀨川副センター長の6名が審査員を務めました。各チームは、8分間のプレゼンテーションと5分間の質疑応答を経て、以下の3項目に基づいて採点されました。

●実現性:アイデアが合法的かつ技術的に実現可能であり、必要経費の観点からも妥当であること。
さらに、アイデアが実現したときの効果が持続的であると期待できること
●新規性:新しく斬新なアイデアであること。
●チーム力:問題解決に向けた高いパフォーマンスを上げるチームが作れていること。さらに、当日のプレゼンテーションが多くの人に対してわかりやすい発表になっていること。

 祇園祭に訪れた一般観覧者も加わった会場では、各チームのプレゼンテーションからは、問題解決に向けたアイデアの面白さや、これまで課題解決に向き合い試行錯誤してきた様子が伝わってきました。
 今回は会場内の様子を外からも確認でき、いつでも入りやすいよう、会場の外にモニターとスピーカーを設置したところ、多くの方が足を止めて見ていかれました。

プレゼンテーションの様子。どのチームもわかりやすく工夫された発表でした。

 コンテストは大接戦の末、最優秀賞には「セーリングナビゲーター」チームの「ブラインドセイラーの為の針路保持方法」が輝き、優秀賞は「動物公園2025」チームの「千葉市動物公園における獣舎の施錠と施錠管理について」が受賞しました。表彰式では賞状と副賞のQUOカード(最優秀賞2万円分、優秀賞1万円分)が授与されるとともに、さらに中野会長からの素敵な副賞も授与されました。

表彰式と記念撮影。受賞されたチームの皆さんおめでとうございます!

 最後になりましたが、この問題解決アイデアコンテスト2025を通じて、地域や企業の問題解決に挑む学生たちの情熱、技術、そして斬新なアイデアに敬意と感謝を表し、今後のさらなる発展を心より期待しています。

                     飯田 聡子(地域共同テクノセンター長)