令和6年3月1日に第5回全国技術長等会議が開催された。会議は、対面とオンラインのハイブリッド形式で開催され、松江高専が会場の対面形式には14名、オンライン形式は40名が参加し、計54名の参加で会議が開催された。
この会議の趣旨は、各高専の技術職員組織の良好な運営とその充実を目指すこと。また、各種問題の解決に向けた情報や意見の交換を通じて、高専の技術教育や研究などの成果を活かし、校内は基より、地域社会や国際社会に貢献することとある。
有明高専技術長の堀田孝之委員長の進行により、本会議の冒頭で、石川高専の池上技術長から能登半島地震による石川高専の被害状況について報告があった。その後、1年間で3回(6月、9月、12月開催)行われた技術長ミーティングを振り返り、この一年の総括を行った。また、データから見える技術職員組織についての資料を用いた技術長技術職員組織や、定年引上げに関する情報交換について、意見が交わされた。また、各高専で取り組んでいるアントレプレナーシップ教育の環境整備に関する報告や次回の高専技術教育研究発表会の開催校についても話題となった。
筆者は、この会議の実行委員を3年間務めてきたが、今年度で技術長を退くため、委員を勇退させていただくこととなった。技術長の先輩方が礎を築いてくださった、全国技術長等会議の益々の発展を祈念して、第5回全国技術長等会議の報告とさせていただきます。ありがとうございました。
(文責 嶋野慶次技術長)