電気電子工学科のお知らせ

2022年度卒業研究発表における最優秀発表の表彰!!

2023年3月17日卒業式にあわせて、2022年度卒業研究における最優秀発表賞の表彰を行いました。受賞者が文書を寄稿してくれましたので、是非下記よりご確認ください。

受賞者の声

今回、このように最優秀発表賞を受賞することができ、大変うれしく思います。研究はうまくいかないことの連続で、正直投げ出したくなることの方が多かったですが、妥協せず最後ギリギリまで試作を重ねた結果を評価していただけたのかなと考えています。
卒業研究は我々学生にとっては高専生活5年間の集大成になります。これまで実験実習や座学の授業で得た知識を存分に活用しながら、各々研究に取り組みました。
しかし、研究が思うように進まない場面の方が多く、多くの壁に突き当たりました。私は四端子測定装置の設計を行いましたが、試作段階では思うように信号が増幅されなかったり、誤って回路をショートさせてしまったりと失敗が多く、研究スケジュールが大幅に遅れてしまったこともあります。自分自身では故障要因が分からないときは、研究室の先生はじめ、多くの先生方にご協力いただき、試作機の改良を重ねました。
最終的にギリギリ装置を完成させられた時は、達成感と疲労感で胸がいっぱいでした。こうして装置を完成させられたのも、先生方のご助力があってこそです。この場を借りて、心よりお礼申し上げます。

卒業研究は研究だけでなく、PowerPointでの発表、抄録・論文の提出が義務付けられています。特に研究発表は4,5年生の学生ならびに学科の先生方が一堂に会するため、5年生はみな緊張した面持ちで発表を行いました。私も何度も練習し発表に臨みましたが、本番直前は緊張で胃が痛かったです。また、卒研発表では先生方から必ず質問されます。予想だにしない質問や痛いところを突かれる質問が多く、どれだけ研究目的・実験手法を理解しているか、信頼性のあるデータを根拠に論述できるかを試されました。

このように卒業研究では、何度もトライ&エラーを繰り返して研究に向き合う姿勢・結果を多角的に考察する力・多数の人に向けて分かりやすく結果を提示する発信力が磨かれたと思います。卒業研究で得たスキルは就職・進学問わず今後の進路に大いに役立つものだと思います。
私自身は加えて、最優秀発表賞もいただくことができ、これからの進路に向け大きな自信につながりました。進学先でも今以上に勉学に精進し、研究活動に励みたいと思います。