謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より本校の発展にご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
本校は国立工業高等専門学校として昭和42年(1967年)に木更津市に創立され、平成29年に50周年を迎えることとなりました。設立当初は機械工学科、電気工学科および土木工学科の3学科で発足いたしましたが、我が国の高度成長や電子・情報化に代表される時代の変遷に伴い、新たな分野の人材育成と産業界からの多様な人材要請に応えるため、幾度かの改組と学科新設を行なってきました。また平成16年には国立高専の独立行政法人化により、全国立高専が一つの国立高専機構に所属する組織体制となりました。現在、本校は機械工学科、電気電子工学科、電子制御工学科、情報工学科、環境都市工学科の5学科体制となり、さらに平成13年に新設された3専攻科を加えて、千葉県下有数の国立高等教育機関として充実した教育体制となっております。
本校では、幅広い教養を基本として、自ら考え自主的に決断する判断力、自ら工夫し新しいものを造り出す創造力、自ら良しとしたことをいかなる障害にも屈せずに行なう実行力の三つの能力を備えたすぐれた人間形成、科学技術における専門分野の根本の原理と最新の成果を修得し広範に活躍しうる技術者の養成、一人一人の身体の鍛錬と豊かな情操の育成を教育方針とし、平成28年3月までに本科6,827名の卒業生、専攻科466名の修了生を社会に送り出してきました。今後はさらに、「工学三現三理」(現場、現物、現況に深く立脚し、理論、理解、理想を忘れず)に基づく実践的技術者教育に加えて、グローバル化に対応して国際社会や産業と連携し「ものごとの本質に迫り、創造性を育む」教育を推進する国立高等教育機関として、高度な社会的要請に応えるために、地域・地方と連携する「地(知)の拠点」として国内外の技術開発交流の促進と人材育成に取組んでまいります。
本校に寄せられましたこれまでのご支援に感謝し、今後、より一層の飛躍を図るため、このたび創立50周年記念事業を計画し実施することといたしました。つきましては創立50周年記念事業の成功と本校の発展のために皆様方の幅広いご協力、ご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。
末筆ながら、皆様方のますますのご健勝とご発展をお祈り申し上げます。
謹白
同窓生の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
昭和42年6月の開校から50年目の平成29年6月に、学校創立50周年を迎えることとなりました。この間に、10、20、30周年の節目の年には、同窓会といたしましても記念事業に対して協力・支援をさせていただきました。
平成29年11月に挙行される創立50周年記念事業は、学校にて開設された学校長を委員長とする実施委員会に、同窓会、後援会、技術振興交流会の各団体の代表者が委員として加わり、行事に参画することとなりました。
本年5月に、第一回拡大実施委員会が開かれ、開催日、会場、事業の概要、募金要項ほかの大綱が決定されました。
平成28年3月までに同窓会正会員数は6,700余名となり、会員の皆様方からの募金へのご賛同を賜りたく存じます。みなさま方おひとり一人のご寄附により本事業が成り立つということをご理解して頂きたいと思います。
昭和47年の同窓会発足時から、私自身は副会長、会長の任を務めてまいりました。
同窓会活動の集大成として、役員一同この記念行事が成功裡に導かれることが出来ますように祈念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。
木更津工業高等専門学校は、平成29年6月をもちまして創立50周年を迎えます。関東信越地区国立高専の7番目の学校として昭和42年6月に千葉県の木更津の地に創設されて以来これまでに卒業生6,827名、修了生466名を社会に送り出しております。
本校が50年という大きな節目を迎えられることは、社会の変化に適応できる人間形成・専門の科学技術の修得・心身の鍛錬の3つの教育方針が揺ぎのない輝かしい伝統として継承されてきた賜物であると信じております。
今後とも本校の更なる飛躍、発展のため後援会といたしましても引き続き学生生活、課外活動等の助成と支援を進めて参りますのでご理解とご協力をお願い申し上げます。
本校の益々の発展を祈念するとともに併せて創立50周年記念事業に向けて後援会も全面的な支援、協力に努めて参ります。関係各位の方々をはじめ広く地域社会の皆様方に置かれましても趣旨へのご理解とご賛同、ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
木更津工業高等専門学校は、平成29年に創立50周年を迎えます。
同校は、千葉県の中央に位置する木更津市において、理工系高等教育機関として優秀な技術者を輩出するとともに、研究機関として企業の技術相談、共同研究等を通じて地域に根付いています。技術振興交流会としても、さまざまな職種の企業が会員となって、テクノフォーラムを始め、地域の子供たちにものづくりの楽しさを知っていただくキッズサイエンスフェステイバルを開催し、未来の技術者育成の一端を担っております。
技術振興交流会といたしましても、創立50周年記念事業を機に、今後ますます学校と地域、企業との連携を深め、更なる産業界の発展を期するものであります。
会員の皆様はもとより、各企業の皆様、どうか学校の発展のため、地域発展のために50周年記念事業への絶大なるご支援・ご協力をお願い申し上げます。