環境都市工学科のお知らせ

2024/09/24 見学旅行の報告-少年・少女時代にサヨナラを告げる旅-

 この度,環境都市工学科4年の学友と9/24~9/27の四日間の見学旅行に出かけました。

スケジュール:
(1日目) 木更津⇒横浜(環状道路)⇒京都
(2日目) 京都⇒琵琶湖(博物館)⇒京都(疎水記念館、南禅寺)⇒神戸(防災センター)
(3日目) 自由行動日(筆者はUSJ)
(4日目) 神戸(明石海峡大橋)⇒帰路

 かなりの長距離移動でしたが,これらの行程で近代日本における技術の発展と,並行して進歩する文明のつながりを肌で感じることができました。

 我々の世代は,中学校の2年次からコロナウイルスが襲来し,心残りが多いなか少年・少女時代を終えました。私自身も中学校の一大イベントである修学旅行で京都に行く予定でしたが,あえなくキャンセルとなるに至りました。そのような過去もあり,念願の京都観光に心が踊るばかりでした。

 見学旅行の楽しみは移動から始まります。バスと電車でどの座席にするか,熾烈な窓側競争が勃発!…
とはなりません。乗物酔いが激しい人が自然と窓側に行きました。平和ですね。移動時間は各々自由に過ごしていました。周りの人とおしゃべりをする人,スマホゲームをする人,音楽を聴きながら寝る人。しばらくすると全員寝てしまいましたが,到着のアナウンスを受けてようやく移動中ということを思い出しました。(ガイドさん,優しいアナウンスをありがとうございました。)

 見学先の中でも特に印象に残ったのは滋賀県立琵琶湖博物館です。約400万年前から琵琶湖は形状を変えて移動しており,現在の琵琶湖は約40万年前からこの場所に位置しています。博物館の中には水族館もあり,琵琶湖の固有種を含む水生動植物を観察することができました。

 自由行動では,USJに行きました。事前にチケットを購入し,スムーズな入場を果たした後は,待ちに待ったジェットコースターめぐり!あのスリルと爽快感にかなうものはないのでは?と思います。天気にも恵まれて,最高の一日でした。

 旅行中は毎日,夜ご飯を現地の飲食店でいただきました。京都のお茶漬け,神戸牛の牛かつ,本場京都の天下一品などなど,地のものを選んだ人が多かった印象です。朝,昼のご飯はホテルでいただくことが多かったです。個人的に今回の見学旅行で一番美味しかったのは,神戸のホテルで朝ごはんに提供された明石焼きです。ふわふわ生地に浸透しているだしの風味がたまらなく美味しかったです。

 神戸の防災センターでは,阪神淡路大震災当時の様子を再現した映像を鑑賞しました。巨大地震の破壊力を目の当たりにし,防災・減災の重要性を再認識いたしました。地震被害の想像以上の悲惨さから,上映後しばらくは言葉を失いました。

 総じて,今回の見学旅行では横浜環状道路,明石海峡大橋,琵琶湖疎水のようなインフラと,防災センターでの災害対策意識,京都の趣深い和の景観を経験することができました。これらの経験から,土木とは地に繁栄をもたらし,市民の生活を長きにわたり支え続ける技術の結晶であると思いました。

 今後,社会に出る我々が,歴代の土木技術者から引き継いで,市民の生活を支える一員になれることに誇りを持ち,改めて日々の勉学に精進しようと強く思いました。

文責:早川 素生(環境都市工学科4年)

 

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