環境都市工学科のお知らせ

2025/02/27 マダガスカル探検記 その六.五 ~バッタと愉快な仲間たち~

その六.五 外伝「たいちょーのぼーけん。」

一方その頃,私たちの車は昨日の村へと向かっていた。昨日設置したデバイスを回収するためだ。天候が悪い中,どうしても村に行きたいと無理を言って特別に連れていってもらった。
大久保先生を始め,皆様GOサインを出してくださり,ありがとうございました。

さて,その5で言ってた通りのものすごい道を抜け村に着いた。おまけにひどい雨風だったのでドロドロになった。

村の子どもたちにSalama!(こんにちは)といいながら設置場所に向かう。状態を確認したらデバイスをバキッ。杭は子どもたちに引っこ抜いてもらった。
もう一方のデバイスを取りに行く最中,英語で話しかけてきてくれた少年がいて,少し自己紹介&おしゃべりした。英語勉強中なんだって

子どもたちと旗を持ってキャーキャーいいながら村に戻ると,子どもたちが私の周りを囲った。デレデレしてたらある少年がバッタを見せてくれた。皆の衆!彼が作物を食ってるぞお!!

私がずっと聞きたかったことが1つある。それは、「本当にバッタの被害があるのか」
答えはもちろんYESで,食べ物がなくなると他の村へ買いに行き,さらにひどいと政府の支援となるそうだ。
私はこれを聞いたとき,蝗害がより近くに感じられ,解決に向けて頑張らなきゃと一層身の引き締まる思いがした。

村にバイバイを告げた帰路,IFVMの職員の方がこれがバッタがかじった跡だよと車を止めてくれた。
光合成できるところだけ美味しく食べられていた。これはひどい。

また、通訳さんに教えてもらったのだが、葉っぱについてるワームも食べるらしい。揚げたり,串焼き(チカダ)にしたりするそう。わお!!

最後に大久保先生が大きなカメレオンを発見した。オスらしい。彼にバッタを差し入れしたら喜んで食べてくれるのかなと思った。

そんなこんなで無事村に戻ることができた。やったあ!

文責:元気になったよ!吉田 葵 (環境都市工学科3年)

 

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