機械工学科のお知らせ

2022/04/01 令和3年度機械学会フェロー会員認定!!

令和3年度日本機械学会のフェローに機械工学科の石出忠輝教授が認定されました!日本機械学会とは、機械工学分野における日本最大級の学術専門家集団です。学会の活動では会員相互の学術の向上だけでなく、社会への技術成果の還元をはじめ機械工学分野の啓発活動も行っております。

石出教授よりコメント
フェロー認定されました背景は、木更津高専機械工学科皆さんの普段の活動にあります。具体的には体験入学や出前授業を通して、機械工学という学問の面白さを子どもたちに伝えるような活動を一つ一つ続けてきたからだと思います。加えて私だけではなく学科の教職員皆さんが、普段からの教育研究活動を学外に向けて積極的に発信してきた結果です。私としては本校機械工学科を代表しての認定であると認識しております。
印象に残っているエピソードは?
大きく分けて2点程あります。
1つ目は出前授業での一コマです。
館山市でアルコールロケットの出前授業を実施したことがあったのですが、その時期が12月のとても寒い日でした。そのため、アルコールが気化せずロケットが発射しないトラブルがありました。今でもちょっとドギマギしたことが印象に残ってます。最終的にはなんとか飛ばせましたが、その時の一瞬が今でも忘れられないですね。またキッズサイエンスフェスティバルに参加したのですが、ちょうど朝ドラの『朝が来た』というドラマがやっていました。そのドラマではAKB48の『365日の紙飛行機』という曲が主題歌として流行っていました。その音楽に乗せてちびっ子たちが紙飛行機を飛ばした風景が印象深い思い出に残ってます。
2つ目は研究活動です。
みなさんのおかげで英国および米国に在外研究に行かせて頂きました。その時に今研究しているバイオミメティクスの考え方に接することができました。本当に貴重な経験をさせていただきました。帰国後には研究室の設備更新があり大きな風洞設備が導入され、東北大学流体科学研究所、千葉大学、長岡技術科学大学をはじめ多くの研究者、技術者と交流することができるようになり本当に嬉しく感じております。ここまでの研究活動は自分一人ではできません。これまでに研究室を支えてくれた学生、特に専攻科生は累積30人程度在席していたと思います。本専攻科生を中心に学生たちが率先して実験を引っ張ってくれて…自分としては学生のモチベーションが研究の原動力なりました。そして、機械工学科の教職員、事務部の皆さまのおかげでここまでこれたと思っています。残された在職期間において、ご恩返しができるように今後も活動を続けてまいります。

石出忠輝教授には今後も研究活動や学生指導において、フェローとしてさらにプロフェッショナルなご指導を頂きますよう宜しくお願い致します。今回の記事で紹介した日本機械学会では、中高生向けのキャリア支援サイトが開設されました。機械工学とはどんな学問なのか?社会や職業との繋がりについてヒントになるような情報が掲載されています。中高生の進路選択の参考にご覧ください♪

 

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