トピックスのお知らせ

起業家工房「プロトタイピング・ラボ、ワークショップ・スペース」の開所式を実施

 令和6年3月27日(水)にスタートアップ教育環境整備事業の一環として起業家工房「プロトタイピング・ラボ、ワークショップ・スペース」の開所式を実施しました。
 この事業は、高専生が高専教育で培う「高い技術力」、「迅速な実行力」、「自由な発想力」を生かし、社会的な課題を解決するスタートアップ育成を支援するものです。とくに、急激な社会変化に適応し、新たな価値を生み出していくアントレプレナーシップ教育は、起業家のみならずエンジニアや研究者にとっても重要なキャリア育成教育です。
 本事業で新たに整備されたプロトタイピング・ラボは、ロボコンやプロコンなど各種コンテストに挑戦しやすい環境を提供します。特に試作や組み立てなどのプロトタイピングを行うことができるように3Dプリンターや工作機器を完備し、成果物を迅速に情報発信できる映像装置を備えたスタジオを設けました。ワークショップ・スペースは学生が多く活動を行う総合教育棟の教室を整備しました。プレゼンテーション・ルームはクリエイティブな議論や少人数での効果的なプレゼンテーションを実施できるように机を廃止して、メモ台付のチェアーを配置しました。また、移動や組み合わせが容易なテーブルを設置し、グループディスカッションに適した教室環境を整えました。さらに、議論のためのディスプレイを8台用意し、電子機器を利用したブレインストーミングでアイデアを形にすることが可能です。
 開所式はプロトタイピング・ラボで行われました。式典では、山﨑校長の挨拶に続き、スタートアップ教育環境整備事業WG長の大枝教員が説明を行いました。次に、ワークショップ・スペースに移動し、各教室の特徴を説明した後、開所式は終了しました。
 本校では、プロトタイピング・ラボ、ワークショップ・スペースを積極的に利用し、アントレプレナーシップ教育を涵養することで、優れた技術力を持つ高専生が自由な発想で集中して創作・研究活動ができるように教育支援していきます。